利益目標は低めに!?
- 内田
- 2009年5月16日
- 税務・会計・経営
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皆さんこんにちは、公認会計士・FPの内田勇介です。
突然ですが、皆さんは利益目標を決めていらっしゃいますか?
会社の社長様・事業主様でしたら、「今年1年間の利益このくらいで行きたい」という目標。
個人の方の家計でしたら、「今年の収支このくらいで貯金はこのくらいにしたい」という目標。
何となく頭の中にあっても、具体的な数字で考えている方は少ないのではないでしょうか。
この目標数字を決めるのが、意外と効果的だったりするんです。
会社・事業主様ですと、
「今年の利益目標は去年より多く150万円にしよう!」→「毎年の利益率からすると売上げ3,000万円は欲しいな!」
→「1ヶ月当り250万円だけど来月の見込みは220万円だなー」→「来月の受注あと30万円くらいがんばろう!」
個人の家計ですと、
「今年の収支目標は+40万円で貯金は80万円にしよう!」→「1ヶ月の収支は+3.3万円は欲しいな!」
→「家計簿の毎月の収支は+3万円だから足りないなー」→「電気水道を小まめに節約して毎月+3千円を目指そう!」
という風に、「お金を増やすために具体的にこうしよう」っていうのがわかってきます。
もしまだやっていない方は、よかったら1度やってみてください。
じゃあ、実際の目標数字はどう決めればいいかと申しますと、最高にがんばれる数字よりちょっと低めの設定をオススメします。
金融機関に提出する利益目標ですとか、家計の貯金目標などは、えてして雲の上の数字を設定しがちです。
それで、進めていくうちに到底ムリな状態になって、途中で破綻してしまっては何の意味もありません。
あくまで保守的に見積もることが大事です。