保守主義の原則
- 内田
- 2011年5月28日
- 税務・会計・経営
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企業会計原則の一般原則の六に
「企業の財政に不利な影響を及ぼす可能性がある場合には、これに備えて適当に健全な会計処理をしなければならない」
という保守主義の原則があります。
これは収益はできるだけ確実なものを計上し、費用は細大漏らさず計上し、利益をできるだけ健全に
計上する考え方と言われます。
過度な保守主義は問題ですが、費用をわかる範囲で正しく計上することは大切です。
例えば少し前から上場会社に適用されている「資産除去債務」のように、将来の廃墟を作らないためにもできるだけ
早めに費用を認識することが経営のために大切です。
ただし、税務上は法的に債務が確定しないと損金にならないので、会計と税務のバランスも大切です。