JALの再生
- 内田
- 2012年9月29日
- 税務・会計・経営
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”日本航空、上場廃止から2年7カ月ぶりに再上場 上場通知書贈呈”(FNN)
JALが再上場しました。
これによりJALがある程度の再生を果たしたと言えます。
数字的に見てみると、
09年3月期の営業利益(連結)は▲538億円に対して、前期11年3月期の営業利益(連結)は
1884億円と、過去最高利益。この額は、更生計画で見込まれた641億円の約3倍。
12年3月期は2049億円を見込んでいるそうです。
不採算路線の削減、大型航空機の売却、グループ全体1万6000人のリストラ、賃借料・役務費
など各種費用の徹底的な削減、部門別採算制度の活用、航空運送事業以外の事業の収益性向上、
「JALフィロソフィ」教育
など、売上は落ちても(1.9兆円→1.2兆円)、大きく利益を生み出す施策を打ってきたことがわかります。
中小企業でもこのような早期の再生が行われていってほしいなと思います。