レビュー『JAL再生』
- 内田
- 2015年4月25日
- 本
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『JAL再生 高収益企業への転換』 引頭 麻実 日本経済新聞社
2013年と少し前の作品ですが読んでみました。
破たん当時はどうにもならないのではないかと思われていたJALの予想を上回る
V字回復の内容について書かれてあります。
稲盛和夫名誉会長はよくここまで再生のための改革を行うことが出来たなと考えさせられます。
徹底した採算意識をもとに、それまでの縦割りを意識を廃し、経営と現場が一体となり横の
リーダーシップを大切にし新たな顧客価値を追求していきました。
全社員が「会社が目指しているものは何か」「なぜ自分は今の会社にいるのか」を考えて
ひとりひとりが安心して力を最大限に発揮できることがJAL再生のポイント。
この会社で働き幸せになりたいという社員がいて初めて、お客様へのサービスや企業価値、
社会貢献が出来る。
京セラフィロソフィ(哲学)をもとに作成されたJALフィロソフィについても「本音でぶつかれ」
「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」というような内容が心に残りました。