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月次試算表を経営に活かすには
会計事務所から顧問先様に毎月又は数カ月に一回お渡しするものが、月次での決算書である「試算表」です。
決算書に近いものですので、貸借対照表と損益計算書がついています。
この試算表はまず1年前と比べて売上や利益やコストがどのように動いているかを注目して見て頂きたいと思います。
売上が前期より増えていれば悪いことではないでしょうし、コストが増えていればその改善のための分析をするとよいでしょう。
例えばこちらが北海道東神楽町の上場会社ホーブさんの二期比較損益計算書です。(上場会社ですのでインターネット上でも公表されております。)
経営者の方にとって頭の中の感覚と売上や利益がかけ離れていないか見比べるのも大切です。数字は正直者なのでそれを見て経営の軌道修正をすることもあるでしょう。
試算表の有効な使い方として、もう一つ、決算の1~2か月ほど前に決算予想をするのに活かすことが挙げられます。例えば決算1か月前に残り1カ月の売上やコストを予想することで最終利益や税額を予想することが出来て非常に有効です。
こういったメリットを出すためには当然、顧問先様の管理体制も会計事務所の対応も必要になってまいります。
- 内田
- 2016年7月3日
- 税務・会計・経営
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パナマ文書
少し前からパナマ文書についてニュース等で話題になっています。
”パナマ文書”問題 現地パナマで背景取材”(日テレNews24)
パナマ文書はパナマの法律事務所が作成した機密文書で、そこにはタックス・ヘイブン地
に会社を作り租税回避を行った人物の名前が載せられているのですが、
その文書が流出したという事で大きなニュースになったのでした。
タックスヘイブン税制と関わるところで税務的にも興味のある内容ではあります。
消費税などで国民が税金を負担しているにもかかわらず、もしも一部の人たちが租税回避
をしていたのだとすれば、解明が求められる内容となるでしょう。
- 内田
- 2016年4月24日
- 税務・会計・経営
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職業取材
先日、ある中学校の生徒さんから(税理士の)職業について取材
を受けました。
授業の一環で取材ということをされているのだと思いますが、
「税理士になった理由」「楽しいこと嬉しいこと」なども質問して頂き
改めて自分の仕事を思い返す機会にもなりました。
中学2年生の方だったのですが、話もしっかりされていて、今は
中学生の頃から職業意識が育てられてていいなと感じます。
これから進路を決めていく上できっと役に立てて頂けるのでは
ないかと思います。
- 内田
- 2016年3月26日
- 税務・会計・経営
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農業会計
農業会計というのは少し特殊なところもありまして、実務で携わり少し勉強したりして
身に付いていくように思います。
畑では農業経営基盤強化準備金、牛であれば肉用牛売却所得免税制度などなど、
税制でも他と違うところがありますが、(他業種の会計でもそうなのですが)
やっぱりその仕事の流れというか、実態を知らないと会計業務もうまく出来ない
ように思います。
もちろん全ての実際の業務は分かるわけはないのですが、それでも想像を
働かせて、お客様にお聞きし、本などで勉強して少しずつ分かってきます。
農業会計については私はこの本が法人化以外の面でも分かりやすくて
著者の方のお話も何回か聞いたことがあります。
『法人化塾』 森剛一・著 農山漁村文化協会
こういった本で体系的に勉強することも大切かと思います。
- 内田
- 2016年3月12日
- 税務・会計・経営
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5W2H
5W2Hはどんなお仕事でも大切だと思いますが、特に会計事務所
の仕事では重要だと思っていつも意識しております。
5W(When、Where、Who、What、Why) 2H(How、HowMuch)
この5W2Hも実は3つの段階に分けられます。
・どのような場面なのか
いつWhen だれがWho どこでWhere
これを相手に伝えないと話がはじまりません。
・どのような内容か
なにをWhat どうするHow
現状把握と論点がどこなのかはっきりさせます。
・理由、金額はどうか
なぜWhy 金額はHowMuch
これが実は会計事務所の業務で一番大切だと思っております。
その会計税務の内容の根拠は何なのか(Why)、金額的重要性
はどの位か(HowMuch)、徹底的に突き詰めないといけません。
- 内田
- 2016年3月5日
- 税務・会計・経営
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事業承継
最近、事業承継にかかわるご相談をとにかくたくさん頂きます。
全国の中小企業の社長さんの平均年齢は60歳を超え、5人に1人が
70歳以上という時代ですから当然といえば当然かもしれません。
事業承継で何が大切かというと、一番は渡す方の気持ちだと思います。
渡す方が
「俺は本当はまだやれる。引き継ぎ手に厳しくしてやる。引継ぎ手がイマイチだ。」
などと考えられると、なかなか上手く引き継げない。
広い心で
「あとはあなた(達)に任せた。苦しければ助けるよ。引き継いでくれてありがとう。」
と出来ればうまく事業承継しやすくなります。
もちろん引き継ぐ方も後ろ向きにならずに前向きにやっていく心意気が必要。
「引き継がせて貰ってありがとう。問題があっても受け入れます。」
と前に進んでいければ、お互いが助け合って承継ができます。
間を取り持ってくれる人が入る場合、入らない場合、両方ありますが、
入るとすれば経験豊富な忍耐力のある人に入って貰うと良いでしょう。
- 内田
- 2016年2月20日
- 税務・会計・経営
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