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銀行の預金残高
日本の銀行の預金残高が過去最高の1,000兆円を超えたそうです。
“預金残高ついに1000兆円 回らぬ経済象徴“(日本経済新聞)
これは預金がたくさんあって良いという事ではなく、逆に借り手がいなくて経済があまり回っていないことを示しています。
今年に入ってGDPの上昇が予想されておりましたが下方修正もされました。
“実質GDP年率1.0%増に下方修正 1~3月改定値“(日本経済新聞)
有効求人倍率が上がっていることは話題になりますが、本当に有効なところにお金が投資されていき
GDP(総生産)が力強く伸びていくにはまだ少し時間が掛かりそうです。
マクロ経済学でよく出てくる式に
Y=C+I+G (Y:GDP C:民間消費 I:民間投資 G:政府支出)
というのがありますが、銀行の貸し出しも増えてIが増えないと全体に好循環が生まれないでしょう。
- 内田
- 2017年7月29日
- 税務・会計・経営
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税金教室
今年も何校かの中学校で税金の授業を行いました。
こちらのテキストの内容をお話しますが、野球選手の年俸や訪れる市町村の財政などオリジナルも入れます。
税金が小学校や中学校で使われています。町の中の消防署や警察署やごみ収集にも使われています。
日頃あたりまえに恩恵を受けていますが、大人でも日頃忘れがちな事です。
各市町村で1年間で少なくても何十億円〜という税金が使われています。
日本の借金は1,000兆円を超えております。(地方債含む)
それでも日本は世界で3番目に経済的に豊かな(GDP世界3位)国です。
お互いに助け合って稼いで借金も減らしていけたら良いことです。
アニメーションも授業で流させて頂きますが、私は『アナザーワールド』という作品が好きでいつもそれを流しています。
もし税金が無かったらどんな世界になってしまうか、というちょっと怖いお話です。
日本中の税金の金額に比べたら私たち会計事務所が携わらせて頂いている金額は小さいかもしれませんが、
大切な税金に関わる仕事が出来ているのは価値あることです。
- 内田
- 2017年7月23日
- 税務・会計・経営
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レビュー『税理士のための百箇条』
『税理士のための百箇条ー実務と判断の指針ー』関根稔 財経詳報社
税理士の仕事をする身として気になる題名で読んでみました。
・税理士は何を学ぶべきか
定期同額給与であれば利益調整の防止という趣旨があるように、立法趣旨を学ぶべき。
・必要なのはストーリー
税務処理にはストーリーが必要で、司法の世界での事実認定と同じ。
・信じて託す
税理士の業務は依頼者との契約で決められ、信じて託された信頼に応えられているかという視点が大切。
・予防法学
事案をとにかくシンプル化し、弁護士が登場しない予防的な処理を心がける。
・決断せずに流れをよむ
自分のこだわりを捨て辛くても待って流れが見えるようにする。
などなど。
- 内田
- 2017年7月1日
- 税務・会計・経営
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