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レビュー『問題解決の授業』

 

 

 

 

問題解決の授業』渡辺陽介 ダイヤモンド社

自分のことだってそうですし、お客様のためにも問題解決が得意になれればよいですよね。
いちばん売れている問題解決の本という事で読んでみました。

・問題解決とは「現状を正確に理解して」「問題の原因を見極め」「効果的な打ち手まで考え抜き」「実行する」こと。
たとえば数学の成績が下がってきたとします。
この場合も「勉強時間を長くしよう」「部活をやめなきゃ」など思いつきで動くのではなく、「なぜ解けないのか」
という所を徹底的に分析します。

・問題解決をするときは「分解の木」が役立ちます。
原因や打ち手のためのアイデアを幅広く洗い出して、どんな問題でもひとつひとつ分解していけば、最終的には意外な
アイデアも浮かぶようになるのです。

・いったん冷静になって「問題のもと」が何なのかを考えてみましょう。
問題の本質がつかめれば必ず壁を打ち破る方法も考えだせるはずです。
そもそもなぜなのか、原因の仮説を考えてみて、情報を集めてみて、分析して最適の打ち手を決定します。

・「はい、いいえの木」「課題分析シート
原因、打ち手を考えるときに「はい、いいえの木」を使って質問形式で明確にしていくことが効果的です。
目的を決めてから問題解決に取り組むことが大切で、「課題分析シート」により問題解決の確立が上がります。

・意思決定に役立つ「よい点、悪い点リスト」「評価軸×評価リスト
この2つのリストによって思いつきでなく、質の高い意思決定ができるようになります。
実際に紙にして忘れそうなことを覚えておくことができ、冷静な目で比較ができます。
あとは実行するだけという段階までいてもその実行が大切。

問題解決能力を身に付ければ、より主体的に生きることができます。多面的に物事を見る力、本質を見極める力、
打ち手を具体的な行動に落とし込む力を鍛えることができるからです。

  • user 内田
  • time 2018年2月10日
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