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レビュー『スタンフォード式 再興のリーダーシップ』
『スタンフォード式 最高のリーダーシップ』スティーヴン・マーフィ重松 サンマーク出版
ハーバード大学、東京大学、スタンフォード大学でリーダーシップ授業を行う心理学者の方による書籍です。
チームという「感情的な生き物」に牙をむかれず先導する「学術的根拠」「企業調査」で裏付けられた内容とのことです。
・We are the Leader 私たちは皆リーダーである
私たちはあらゆる場面で人との関りがあり、お願いをしたり許してもらったり、そのような場面で人はロジックでなく心で動く。
リーダーであるために強すぎてはいけず、人間である限り完璧でなくその弱さを認めてもらえることも強さである。
誰もがミスを犯す可能性があるという弱さをお互いが認めて、全体のメリットを心配りすることができる人がリーダーである。
・自分自身を尊重し、人を否定することなく、自分とチームの利益のために積極的に行動できるアサーティブリーダー
個人としての土台:
自分の人生のリーダーとなり、本当の自己を包み隠さず表現できるようにする。
(弱さを認める。人と比べない。生涯の大きな目的を見つける。超・集中状態になる。)
部下を前に出す謙虚:
メンバーに決定権を与え、最初の一歩を踏み出せるように背中を押してあげる。
(語るのでなく質問する。謙虚な問いかけ。少し手伝えばできるエキサイティングな仕事を任せる。)
自分で変えられるものを変える勇気:
自分を変容させチームを変容させられる力
(上司でなくメンターになる。働く意味のビジョンを伝える。ほめた後のフィードバック。)
価値観等を理解する知恵:
人と人との間の壁(パワー、男女、世代、固定観念)を取り払い違いを持つ人がお互い尊重して働ける環境
(感謝すること、CQを高める、)
・いい指摘の心得
佐賀鍋島藩の武士山本朝友の『葉隠』より
「人の失敗、間違い、欠点をはっきりと指摘することは、大切なことであり、思いやりであり、重大な責任である」
そのためには、寄り添い型の共感をもったうえで適切な方法で指摘をしなければならない。
・リーダーシップを発揮しないと組織にゆでガエル減少が発生する
- 内田
- 2019年7月6日
- 本
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