レビュー『ナニワ金融道』
- 内田
- 2019年12月7日
- 趣味・雑感
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『ナニワ金融道』 青木雄二
自分がマンガの中で金融のことを勉強したのがこちらのナニワ金融道。
自分が確か20歳前後に読んで、初めて手形について覚えたのがこの本の第1巻でした。
最近、読み直しましたら改めて勉強になるなぁと感じました。
少し前に3巻を読んでいて、主人公の灰原(はいばら)と社長の金畑(かねはた)のやりとりが印象的でした。
金畑「担保にする不動産がのうても真面目によう働くんやったら貸してもええんや。けど そのぶん会社の内容はきっちり調べなあかん」
灰原「はい」
金畑「融資先はどのくらいの運転資金をキープしとるんや」
灰原「すみません 聞いてません」
金畑「ホナ集金は手形か小切手かどっちや」
灰原「すみません それも聞いてません」
金畑「月々の売上が150万円で支払い115万円やろ それでトラック1台買うたとなると支払はキツイで 設備投資のしすぎかもしれんぞ」
灰原「すみません 聞くの忘れました」
金畑「経営とはそんな単純なもんと違うやろ 運転資金もその分かかるし税金も倍かかるんやで」
ここ数年の金融機関が目指している「事業性融資」について、数十年前のマンガに書かれていて改めて驚きましたし
今でも勉強になる内容がたくさん書かれておりました。