レビュー『まんがでわかる 7つの習慣④』
- 内田
- 2021年2月26日
- 本
- 0
『まんがでわかる 7つの習慣④』スティーブン・R・コヴィー 宝島社
20年ほど前に書籍で繰り返し読んだ7つの習慣。
まんがでわかるシリーズが売っていたため買って読んでみました。
その中でもなぜシリーズ「④」を買ったのか、それは7つの習慣の中でも最も好きな「第6の習慣:シナジー効果を作り出す」「第7の習慣:刃を研ぐ」が入っていたからです。
〇第6の習慣:シナジーを創り出す
・わかり合う難しさの中にこそ成長と創造の機会がある
多くの人は意見の食い違いがあると相手を自分に従えようとしたり、議論を避けるために早々と逃げてしまう。
意見を言い合える信頼口座の残高、双方の嬉しい道としてWin-Winを考える姿勢、先に相手を理解しようとする努力、これらが相まって一緒に考えて答え(第3案)を出すことができる。
・自分の中にシナジーを起こし、波紋の中心となる
みんなが違うからこそ楽しい、その新しい見方を自分も試みて(その人の力も借りて)、内面にシナジーを生み出す。
違いを間違いとしないで尊重し、複数の見方や立場を理解して「もっちいい道を探していきませんか?」と場を和ませ、変化をリードできる。
相互のかかわりで新しい力が常に誕生し続けていく。
〇第7の習慣:刃と研ぐ
・人としての器を広げ、よい行動の効果を高める
第1~6の習慣の効果を高めるために、自分という人格の幹をじっくり太くしていく必要がある。
肉体:1日おきに30分~1時間運動をし、身体によいものを食べ、休養を十分にとる。
知性:自分のパラダイムに固執せず優れた書籍を読み、書くことで思考の明瞭性、正確さを向上させる。
感情:自分自身と周囲との関係に栄養を与え、お互いによい感情を築き上げることができる。
精神:人生のバイブルを日常的に読み返し、自然や音楽等に触れ、忙しい日ほどリセットのための時間をとる。
※これらのどれもが、応急処置では向上できず、毎日少しずつ実践するしかない。
・人間関係に貢献して自己の価値への自信を高める
「成長した自分の力を人のために使う(奉仕)」という意識を持ち、鍛えた自分にも尊敬や感謝が集まる。
人に褒めてもらう事でなく、他の人の人生が豊かになるように奉仕することが大切。
そのためにも知性ではなく、感情で相手を受け入れる。