Latest Posts
レビュー『よくわかるこれからのデジタルマーケティング』
『よくわかるこれからのデジタルマーケティング』船井総合研究所 同文館出版
TAPでも公式HP・インスタグラム・Google広告・SEO対策・メール誘導などでデジタルマーケティングを実施はしていますが、今後さらに進化させていくため、読んでみました。
・コロナ禍の7割経済で売上を伸ばす
コロナ禍で多くの業種で売上が7割になってしまう「7割経済(売上が7割や8割に減ってなかなか戻らない状況)」が続いている。
そのような中でも、人や人件費を増やさずに売上を戻すためにデジタルマーケティングが非常に重要である。
・SNSの重要性
スマホユーザーが増えることに比例し、情報収集手段としてSNSが多用されている。
SNSが台頭したことによって「思い出」よりも「承認・称賛」を求める価値観が生まれ、広告費をたくさん掛けなくても全国でPRが出来るようになった。
企業がインスタグラムなどでマーケティングをする際には、PDCAサイクルを回す必要があり、当行の分析結果を確認しながら改善をしていくと良い。
・グーグルのSEOについての基本的な考え方
「ユーザーにとって有益なオリジナル情報を掲載したWebサイトが上位に表示される」がグーグルの基本姿勢。
そこでの3つのポイントは専門性、権威性、信頼性。
専門性:他では得られない情報で、その分野の実務者の視点や専門家の記事が評価される。
権威性:(量の充実を満たしたうえで)被リンクの獲得数が多い、Webサイトに歴史がある。
信頼性:運用している側の情報が明記され、信頼されること。
・急速に普及するリモート営業
2020年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、Web会議システムを活用したリモート営業が一般的になりつつあり、2つのメリットがある。
メリット①移動時間がなくなるため1日に対応できる営業件数が増え、生産性が上がる。
メリット②上司が同行しやすくなり、営業担当者の早期育成が可能になる。
・デジタルマーケティングで用いられるAISCEA(アイシィーズ)
消費者が気づき(Attention)、興味をそそられ(Interest)、検索され(Search)、口コミサイトやSNSで比較され(Comparison)、実店舗や実際に会うことで検討され(Examination)、購入(Action)、またSNS等で共有され(Share)るという流れになる。
・顧客の購買活動が変化したので
法人営業でも今は担当者に会う前にネットで調べて、頼むかどうかあらかじめ決めた上で、最終面談に臨む。
つまりお客と面談してから提案営業を行う、という従来型営業スタイルでは完全に手遅れであり、お客と面談する前の段階で、WebサイトやSNS等で適切な情報発信を行っておく必要があり、この視点からのデジタルマーケティングが必要となる。
・これから求められるPDCAサイクルでないデザイン思考
デジタルの時代には、前例が無いことに取り組まざるをえず、その時にPDCAサイクル的に動くと時間が掛かりすぎてしまう。まずプロトタイプ(試作品)を作り、そして市場でテストして反応を見るデザイン思考が求められる。
- 内田
- 2021年10月30日
- 本
- 0