【TAPの仕事】自社の歴史を振り返る③(札幌の地へ)
- 内田
- 2023年7月22日
- TAPの仕事
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税理士法人TAPは、今年2023年、10周年を迎えました。
その企業を知ることは、その場所で働くために大切なことと思います。
ここで税理士法人TAPの歴史も、前回までに引き続き何回かにわたって振り返ってまいります。
「税理士法人TAP(ティーエーピー)」(2015年1月~現在)の時期
2015年1月、札幌の地に支店を出させていただくことになりました。
メインで使っております会計ソフトの会社-㈱ミロク情報サービスのお世話になっていた方から、
札幌の桑島会計事務所をご紹介いただきました。
なぜ弊社にそのようなお話を頂けたのか聞いてみましたところ、
「これまでの本別事務所と帯広事務所を見事に切り盛りしている姿を見て、札幌の方に進出するべきだ。」
と考えたから、とのことでした。
その少し前には帯広の別の10数名規模の事務所承継のお話を税理士会から頂いておりましたが、雰囲気や相性を鑑みてお断りをしておりました。
続けての札幌案件という事でありがたいお話でしたが、距離的な遠さもあり不安もあったため、何人かの方にご相談をしました。
メンターでもある太島先生にご相談をしたところ「ぜひやるべきだ」というお話。メインバンクの支店長にご相談をしたところ「帯広の他の案件に比べても良く、ぜひ受けるべきだ。」というお話。
正直、自分自身ではよく分からない部分もありましたが、せっかくお話を頂いたのだからと思い、お引き受けすることにしました。
初めて先方の桑島税理士先生とお会いしたのは札幌でのホテルの会議室、一回お話をしましてお互いに前に進めていける気持ちになりました。
札幌に拠点を出すという事で、桑島先生からは「絶対に法人名称を変えるべきだ」というご意見で、まだ2年しか使っていない名称は変えました。
事業承継のタイミングで何件かの顧問先が離れてしまったことが残念でしたが、遠隔の地で本当に多くの顧問先様をまわりご挨拶をさせていただきました。
桑島先生には強い信念を持つこと、(税務訴訟も経験をされていて)国家権力とも戦う事の必要性、筋を通すことの大切さを、学ばせていただきました。
ただ、長い間、色々と教えていただくことが出来ず、ご病気で承継後半年ほどでご逝去されたことが残念でなりません。
ありがたいことに、同じくらいのタイミングで札幌の拠点長となっていただける斎藤税理士先生にお会いできたことに深く感謝しております。
北海道といえば中心地は札幌。情報や人材、さまざまな人との出会いは事務所にとって大きなことでした。
十勝と違い、さまざまな勉強会や交流会に出ても、なかなかお客様が増えず承継の当初は苦労をいたしました。