レビュー『不毛地帯』
- 内田
- 2015年12月12日
- 趣味・雑感
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山崎豊子さんの著作・ドラマはどれも好きなのですが、この『不毛地帯』も名作です。
フジテレビ開局50周年記念連続ドラマとして2009年に放送されたこの作品は唐沢寿明さんが
主人公の大手商社を舞台にした経済ドラマです。
このドラマからは大義をもって仕事をし生きることの素晴らしさを学ばされます。
昭和33年、元日本軍大本営の参謀である壱岐正(いきただし・唐沢寿明)が、戦後まったく畑違いの
商社に就職し、そこで頭角を現していくストーリーです。
軍人時代に国のために身を捧げたが石油を求めて進んだ大東亜戦争で敗北を味わった。
しかし、戦後、日本国が手に入れられなかった石油を商社マンとして平和的に手に入れなければ
という大きな大義が壱岐正を突き動かしました。
大義というのがなかなか語られない現代、何のために仕事をするのかを教えてくれる素晴らしい
ドラマだと思います。