レビュー『リクルートのDNA』
- 内田
- 2019年8月3日
- 本
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リクルートグループの創業者ー江副浩正氏の起業家精神について書かれた著書。
トヨタ創業者や松下幸之助に対するお話や、自身の経営論を語っている点が面白いです。
江戸時代の日本は鎖国され当時のGDP経済成長率はわずか1%だったと聞く。
明治に入り海外に学び多くの起業があり、日本は世界のトップに躍り出た。
リクルートという会社には自由闊達な社風があり、そこから絶え間ない起業があることは、まるで明治時代のそんな日本を見るようである。
最近、トヨタ自動車の豊田章雄さんも、かつての本田宗一郎さんも「我が社のために働く人はいらない、自分のために働く人が欲しい」と言っております。
働く人の夢が叶う会社は素晴らしいですね。
一方でユニクロの柳井さんについて「全て自分でやる」という経営スタイルも記述されていて印象的です。
成功する起業家20条から印象に残ったものをいくつか記載します。
「1人では大きな事業はなし得ない。気力と体力のある若い人材を集め目標を共有して事業を推進すること」
「経営哲学を社員と共有すること。そのためには自らの経営理念を周りに熱く語り、社員と議論を重ねなければ理念の共有は難しい。理念なき経営者のもとでは社員の心が一つにならない。」