書評 『最高学府はバカだらけ』
- 内田
- 2009年6月27日
- 本
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皆さんこんにちは、内田勇介です。
今日は太島所長からお借りした本を紹介したいと思います。
これは所長の知り合いの息子さんが書かれた本だそうです。
なかなかインパクトのある書名ですが、内容は現在の大学事情を面白く分析しています。
「調べたけどネットにありませんでした」 努力しない学生
「就職活動はコンサル大好き・営業嫌い」 プライドだけが高い学生
「大学にとって負の情報は公開しない」 情報を隠す大学
「日本の大学業界を引張る気なし」 ジコチュー難関大学
どれも最近の学生さんと大学業界を如実にあらわしていますね。
本の後半では、東大・京大・早大・慶大・関関同立など有名大学の現状が
わかりやすく書かれています。
最後には、入学前教育・補修システムのある大学、面倒見のよい大学などを紹介し、
将来の大学像・学生像について語られています。
私も大学を卒業してけっこう経ちますが、それでも大学の内情を楽しく読むことができました。
先日、初の株式会社大学-LEC大学が学生募集停止を発表し、立ち行かなくなる大学も増えています。
今後さらに大学環境は厳しくなるでしょうが、大学業界はこれからどこへ向かっていくのでしょう。
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