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中小企業に対する返済猶予制度は?
最近、マスコミを賑わせた亀井金融担当大臣の、中小企業に対する返済猶予制度の
法制化に関して考えてみたいと思います。
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去る10月9日に金融担当副大臣談話が発表されただけで、詳細は公表されていません。
そこでこの制度の良い点、問題な点を詳しく検討することはできませんが、法律が検討される
ようになった背景については共感できますので、日々困難な資金繰りに直面されている会社
の経営者の方に接する私なりにコメントしてみたいと思います。
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小泉改革以来、又グローバリズムの旗印のもと、国際的な金融システムの信頼維持の
ために各種金融機関に対する規制が強化され、かつ一昨年からのサブプライムローン、昨年の
リーマンブラザーズ破綻をへて、さらに金融監督庁による金融検査マニュアルが強化されてきました。
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一連の金融不祥事、金融不安の結果、規制が強化されたわけですが、これが間接金融の
機能不全、いわゆる「貸し渋り、貸しはがし」問題を発生させていると考えています。
上場大企業ならいざしらず、中小企業には資金調達はほぼ100%間接金融に頼るしか
資金調達の手段がありません。
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中小企業の経営の現場、資金調達の最前線では、何が起こっているか。
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経営者の悲鳴と向き合っている最前線の金融機関の支店長から判断、決済の権限を
採り上げ、金融検査マニュアルに沿って、本店などの審査部などで融資の可否を決定、
指示しています。この審査の基準は金融監督庁の検査をクリアするための基準ですから
当然審査担当者は、極力保守的、リスクの極小化に勤め、ユーザー即ち中小企業に
極力なんとか支援をして行くという、現場の声から遠くなっていきます。
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金融検査マニュアルには、もちろん中小企業に対する検査基準も独自に定め、配慮する必要
をしっかり記載してありますが、審査担当者を経ることにより、リスクを極力避けようとする
今の金融機関の体質が出てきます。
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これらのことを考えると、亀井金融担当大臣が提案する今回の「返済猶予制度」は一つの
緊急避難的な救済制度として、評価できる面がありますが、漏れ伝わった中身は、やはり?
と思わざる内容になってしまいそうな気がします。
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又、詳細が公表されてから、再度考えてみたいと思います。
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太島
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2009年10月12日
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租税教室と税金の大切さ。
少し前に、十勝管内の中学校で税金の授業(「租税教室」といいます。)をやらせていた
だきました。
中学校3年生50人ほどの前で、授業1時限をお借りして、「税金とは何か」「納税の大
切さ」についてお話しました。
授業はけっこう盛り上がり、アンケートをとったら生徒さんも満足されていたのでよかった
です。
私自身は小学校から大学まで税金の授業を受けたことがありませんでした。
お恥ずかしい話ですが税金についてちゃんと知ったのは、公認会計士試験の勉強時と
社会に出てからでした。
しかし多くの方が税金の大切さを知ったのは、私と同じように、働きはじめて自分が納税
してからではないでしょうか。
極まれに「税金なんて1円たりとも払いたくない」という方もいます。
そういう方は、日々の生活で税金の恩恵を受けているのを忘れているのかもしれません。
私たちは日々の生活や仕事の中で、ゴミ・道路・教育・行政・社会福祉・補助金など様々
なことで税金の恩恵を受けています。
みんなが豊かな生活をおくれるように自分も正しく税金を納めようというのが「正しい納税
意識」です。
会社が払う税金も、社会のなかで利益を稼ぐためのコストと考えられるでしょう。
私たち税理士も税金についていろいろお教えできますが、正しい納税意識に基づかない
無理な要望にはお応えできません。
納税の大切さは子供の時から教えてあげることが大事だと思うので、今回のような「租税
教室」はどんどんやるべきです。
<リンク>
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内田
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2009年10月10日
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税務・会計・経営
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21市町村が破綻懸念(北海道は7市町村)
”総務省は2日、今年4月に完全施工された地方財政健全化法に基づき、地方自治体
の2008年度決算の健全度を示す指標(健全化判断比率、速報)を公表した。
財政が破綻した北海道夕張市のほかに21市町村に破綻の懸念があると認定した。”
(2009年10月3日付 日本経済新聞 1面)
日経新聞に載っていた記事ですが、21の破綻懸念のうち7市町村が北海道です。
(7市町村 → 歌志内市、洞爺湖町、江差町、中頓別町、浜頓別町、由仁町、利尻町)
7市町村とも借金返済の比率「実質公債費比率」が高いことが影響しています。
原因は過去の公共投資等による大きな借金です。
例えば、歌志内市は炭鉱閉鎖後のスキー場など地域振興費で借金が増えていました。
洞爺湖町は有珠山噴火の災害復旧事業費が重みました。
今後、これらの市町村は年内に健全化計画を策定し、職員給与削減や住民サービスの
切り詰めなどが強いられることになります。
<参考ページ>
・総務省 – 平成20年度市町村普通会計決算の概要(速報)(PDF)
・北海道庁 – 道内市町村における健全化判断比率等<平成20年度決算>(PDF)
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内田
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2009年10月3日
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北海道・十勝・札幌
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サケ
先日、道東の海に行きはじめてサケを釣りました。
いっしょに行ったお2人がとても上手で、その方たちの助けで何とか1匹のサケが釣れました。
はじめてだったので感動で心と体が震えました。

体長75cm、重さ約4kgという、立派なオスのサケです。
家族の助けのもと1時間以上掛けてさばき、北海道の漁師町の名物料理
”ちゃんちゃん焼き”にしていただきました。

まさに秋の味です。
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内田
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2009年9月27日
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北海道・十勝・札幌
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カムイヌプリ(摩周岳)
9月の5連休に摩周湖の隣にある「摩周岳(カムイヌプリ)」に行ってまいりました。
メンバーは前の赤岳のときと同じで、私と太島所長を合わせて3人です。
摩周湖に行かれた方はたくさんいらっしゃるかと思いますが、摩周岳に行ったこと
がある方はそんな多くないんじゃないでしょうか。
あの展望台からちょっと右に行った所に、山への登山口があります。
登山の本によれば、摩周岳の難易度は「初級」と書かれていたのですが、
意外と距離が長く下山まで時間がかかりました。
本別や釧路の天気予報が晴れだったので、「天気は大丈夫だろう」と思って
行ったのですが、曇り空でときどき強い雨風に見舞われました。
あいにくの天気ではありましたが、素敵な風景と花を見ることができました。
以下に撮った写真を載せます。
左から、
・山から見た美幌峠
・リンドウ
・山道を歩く私
・山から見た摩周湖
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内田
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2009年9月21日
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北海道・十勝・札幌
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肥満税?という話
最近メタボ検診という、体重と腹囲の多いかたにとって、いやな制度が
採用されていますね。
その上、肥満税?などというとんでもない税金の話なんてどこの話だ!と
お怒りになる方もおられるでしょう。
この考え方は、アメリカにあるようで、脂質の過剰摂取と、糖分の多い清涼飲料
の過剰消費によるアメリカ人の食生活の習慣が、肥満を招き、ひいては今問題
となっているオバマ政権の医療改革の是非と繋がっているというものです。
具体的には、高カロリー飲料などに州税として課税しようとしたのですが、メーカーと
多くの愛好者の猛反発を受け、頓挫していますが、オバマ政権では導入を目論んで
いるそうです。
日本でも近い将来検討されるかもしれませんね。
そんなことより、やはり自分のために、今後とも健康のため肥満に注意したほうが
よさそうです。
引用; “タジマ会計事務所だより10月号” より
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太島
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2009年9月14日
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県の不正経理
ここ数日、千葉県の不正経理が話題になっています。
”千葉県で発覚した約30億円に上る不正経理は全国的にも突出している。
会計検査院が自治体の不正経理を指摘した昨年10月以降、不正の実態が相次いで判明した愛知、
岩手などと比較しても、「預け」と呼ばれる裏金作りが際だっている。” (YOMIURI ONLINE より)
不正経理とは、例えば以下のようなものをいいます。
預 け :予算を使い切るため、業者に架空発注して業者の口座に裏金をプールすること。
年 度 越 え :予算を使い切るため、翌年度に納入したモノを年度内に納入したように記録すること。
差 し 替 え :その予算枠で買えないモノを、別の予算枠で購入すること。
(不正経理の手法はほかにもあります。)
不正経理の動機の多くが、
「予算を使い切らないで来年の予算・補助金を減らされるのが怖い」
というものです。
税金のムダづかいを減らすために、不正経理が見つかった団体に重いペナルティを課すべきです。
そもそも、なぜ今までこのような不正経理が見つからなかったのかも不思議です。
「預け」は、仕入れたモノと会計を照合すれば見つけられます。
「年度越え」は、納品書日付と会計を照合すれば見つけられます。
「差し替え」は、領収書/請求書と会計を照合すれば見つけられます。
今までは、外部からの監査が不足していたということでしょう。
今後は、厳格かつ詳細な監査が求められます。
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内田
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2009年9月13日
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税務・会計・経営
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