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会計事務所におけるRPA
「RPA(アールピーエー)」という言葉をご存知でしょうか。
Robotic Process Automationの略したものですが、そのまま訳すとロボット技術で業務を自動化するという事ですね。
もちろん今までも、パソコンソフトやインターネットの普及で、事務的作業が自動化されてきた部分はありますが、
今後は今まで以上に進める必要があります。
背景には、今後のAI普及、国内生産人口の減少による人手不足やワークライフバランスを整える働き方改革があるわけです。
会計事務所でもRPAを考えることは大切なことです。
領収書や通帳を訪問のうえお預かりして、仕訳伝票を手入力することは少しずつでも減らさなければいけません。
RPAによる自動化はまず、通帳のお預かりや仕訳入力に適用できます。
例えば、弊社事務所では農家さんの組合員勘定(通称:クミカン)をインターネットページ時から一括ダウンロードのうえ、
Excel変換ソフトから仕訳に自動取り込みを行っております。
これは預金貯金勘定科目についてのRPAと言えるでしょう。
また、今年はFreeeやMoneyFowardといった新興クラウドソフトを使って現金やその他の預金等勘定でもRPAができればと動いてまいります。
例えば、支払い領収書を小さなスキャナに入れるだけで現金取引が仕訳に変換されるわけです。
2015年に発表されたスタンフォード大学・野村総研による「人工知能による職業別代替可能確率」では
会計事務所の代替確率は601業種中6位の92.5%。
ですが、私は会計事務所ほど面白い仕事は無く、経営者にとってこれほど必要な存在はないと考えております。
もしも92.5%の部分に人工知能が入ってきたとしても、私たちはその部分もRPAの技術を身につけて仕事とし、
それ以外の7.5%の部分もさらに付加価値高く実践していくことになるでしょう。
- 内田
- 2019年9月14日
- 税務・会計・経営
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ブラックアウトから1年
2018年9月6日3時7分に発生した胆振東部地震・ブラックアウトから1年が経ちました。
1年が経って当時のことを考えなくはなってきておりますが、思い出すと改めて災害の怖さと現状のありがたみを感じます。
・各事務所の皆と連絡をすぐに取り、各事務所の被害状況や今後のことをチャットワーク等で連絡を取り合いましたが、皆不安な気持ちを持っていました。連絡網は大切です。
・発電機を購入したことで(二度と起こってほしくないですが)万が一の時も対応できるようにしました。
・日頃、ふつうに電気を使えて色々な文明の利器の恩恵を受けながら生活できているありがたみを定期的に見直したいものです。
・防災グッズ(ラジオと電池、水、食物、毛布、簡易トイレ、蝋燭マッチ、マルチツール、スリッパ、体吹きシート、軍手、加熱材など)の大切さも再認識しました。(企業で社内非常用に購入すれば経費にもなります。)
- 内田
- 2019年9月7日
- 趣味・雑感
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日銀政策、アベノミクスについての一見解
朝日新聞社原編集委員の日銀とアベノミクスについての講演をお聞きいた
『日本銀行 失敗の本質』という書籍を書いていらっしゃる方です。
この書籍は第二次世界対戦の日本軍失敗と日銀失敗を並べて述べて
マイナス金利で失速、総括的検証で異形の政策になり、金融緩和長
などがあり、日銀とFRBの比較についてもお
FRBの金融政策は、
目的が明確(日銀は曖昧)、
時間軸が長期的
やり方がグランドデザイン方式(
選択肢が広く(日銀は狭い)、
とのことです。
そして異次元緩和(平時88兆円→今520兆円)とアベノミクス
アベノミクスによる①円安・株高(アメリカの政策によるだろう)
は良いものと考えられ政権支持率も低くないですが、今後の日本を
- 内田
- 2019年9月1日
- 趣味・雑感
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租税教室
今年も中学校数校で税金の授業を行わせていただいております。
中学校の生徒さんから嬉しい感想文も頂きました。
少しでも世の中のことを知ってもらって、将来のことに役立ててほしいなと思います。
「税金がどのように集められてどんなものに使われているのかわかりました。」
「税金のない世界をアニメーションで見た時にこんな世界になってほしくないって思いました。」
「世界にある税のポテトチップス税や独身税が面白かった。」
「租税教室を通して、将来大人になったらしっかり税金を納めようと思いました。」
「このたびは租税教室をお忙しい中、教えていただきありがとうございました。」
- 内田
- 2019年8月24日
- 税務・会計・経営
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レビュー『マンガでわかるブラック企業』
『マンガでわかるブラック企業』 合同出版 ブラック企業大賞実行委員会
・酷使の例
仕事のやりがいを利用して人件費を抑える企業(やりがい搾取)。
例えば、マンガ制作や映画の業界ではクリエイティブな能力を発揮したい若者に
過酷な労働を強いて搾取する例です。
極端に抽象的な夢ややりがいを研修や業務中を通じて刷り込ませる手法です。
・辞めさせる例
感情的で些細な理由でクビにする(不当解雇)
従業員のことが気に入らないからというのは、労働法で規定される合理的理由にならない。
はじめから即戦力としてしか雇わない企業もベンチャー企業で散見され、これから教える
必要があるだけで切る理由とし、大量採用して長時間働かせ使いやすい人間だけ残す。
・精神圧迫の例
企業の利益や嫌がらせのために違法行為を強要する企業(反社会的行為の強要)
コンプライアンス軽視が常態化するブラック企業では従業員も違法行為に加担してしまう可能性。
企業が従業員に違法行為を強制した場合、刑法223条強要罪に問われる。
・金銭搾取の例
性別や雇用形態で給与の額に極端な差をつける(賃金格差)
女性は勤務年数が長くても資格階級が据え置かれたままのことがある。
労働基準法では男女同一賃金の原則(第4条)を定めている。
また固定残業代を採用している企業はブラック企業。
- 内田
- 2019年8月17日
- 本
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成長の中で忘れてならないもの
時に急成長をする企業があります。
利益が出て、人員も急激に増え、地域のトップ企業にのし上がっていく。
売上を伸ばすこと、利益を伸ばすことは、企業継続に必要なことですが、一方でお客様目線を失ったりルールを逸脱したりすると、どこかで歪みが生まれ崩壊する可能性があります。
お客様からの目線、社会からの目という大切なものを忘れないようにしないと、日々報道される不正企業のようになってしまうかもしれません。
ここ最近の企業又は社長不正について書いてみますと、
2019年4月大和ハウス防火対応不正
2019年2月リクシル子会社不正資格
2018年12月日産カルロス・ゴーン事件
2018年10月地震ダンパー不正
2018年5月レオパレス建築基準法違反
などなど、枚挙に暇がありません。
- 内田
- 2019年8月10日
- 税務・会計・経営
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レビュー『リクルートのDNA』
リクルートグループの創業者ー江副浩正氏の起業家精神について書かれた著書。
トヨタ創業者や松下幸之助に対するお話や、自身の経営論を語っている点が面白いです。
江戸時代の日本は鎖国され当時のGDP経済成長率はわずか1%だったと聞く。
明治に入り海外に学び多くの起業があり、日本は世界のトップに躍り出た。
リクルートという会社には自由闊達な社風があり、そこから絶え間ない起業があることは、まるで明治時代のそんな日本を見るようである。
最近、トヨタ自動車の豊田章雄さんも、かつての本田宗一郎さんも「我が社のために働く人はいらない、自分のために働く人が欲しい」と言っております。
働く人の夢が叶う会社は素晴らしいですね。
一方でユニクロの柳井さんについて「全て自分でやる」という経営スタイルも記述されていて印象的です。
成功する起業家20条から印象に残ったものをいくつか記載します。
「1人では大きな事業はなし得ない。気力と体力のある若い人材を集め目標を共有して事業を推進すること」
「経営哲学を社員と共有すること。そのためには自らの経営理念を周りに熱く語り、社員と議論を重ねなければ理念の共有は難しい。理念なき経営者のもとでは社員の心が一つにならない。」
- 内田
- 2019年8月3日
- 本
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