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レビュー『大谷翔平~メジャー120年の歴史を変えた男』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大谷翔平~メジャー120年の歴史を変えた男』 ジェフ・フレッチャー 徳間書店

 

アメリカのエンゼルス担当の記者さんの著作という事で、読んでみました。
さすがアメリカの記者さんということで、よく対比されるベーブルースについての記述も詳細です。

エンゼルス前監督 ジョー・マドン
「翔平の本質は、野球そのものと試合を可能な限り楽しもうとする姿勢にある。負けたくない思いは誰よりも強い。同時に、謙虚で、礼儀正しく、優しい男だ。ある意味で古風な気質を備えているともいえよう。休養を取り払ったことが、翔平の大躍進につながった。あのような大成功が実現したのは、誰も横やりを入れて邪魔しなかったからだ。私がもっとも驚かされるのは、投手としての翔平の耐久力だ。打撃のほうでは大きな飛球を打ってくれると信じていたが、あれだけのイニングを投げてくれるとは思わなかった。」

・未来を引き寄せる夢ノート
大谷の母校-岩手県花巻東高校の監督、佐々木洋監督は、投げる打つだけにとどまらない野球を通じた人格形成のための育成プログラムを作り上げていた。入学した野球部員は、まずスポーツを通じてどのような目標を達成したいか、そのために何が必要か具体的に書き出す事を求められる。大谷が書いた目標は、日本のプロ野球でドラフト1位指名を受けることで、そのために必要な8つの要素を列挙した。さらに17歳で日本野球を飛ばして渡米する、から40歳の引退試合後に日本へ戻りアメリカ式ベースボールを日本に伝えるための役割を果たす、事まで事細かに書いていっている。

・日本ハムファイターズの決断
日本ハムファイターズはプロ入りせず渡米する意向であった大谷にあらゆる叡智を持ち込み、他の全ての球団が投手専念を求めるなか、二刀流を容認した。太平洋両岸のすべてのプロ関係者と同じく、日ハムスカウト部長大渕もまさか一人の選手が投手と打者の両方でトップレベルで成功できるとは信じてなかった。しかし、そんな大渕も大谷の姿を見て考えを変えた。「もし、ある人があらゆることのできる能力を備えているならば、私たちは彼に備わる才能を見極めて、技量を高める手助けをしなければなりません。ミケランジェロとかアインシュタインみたいなものですよ、ああいう人は芸術も科学も、すべてこなすことができるのですから。」
・未踏へのチャレンジ
大リーグに行っても大谷はすぐに活躍し、背も高く、あどけなさを残したイケメンで、超大物のセレブとなっていった。しかし、お金と地位を得て、スキャンダルを嗅ぎ回る報道陣に追われているにもかかわらず、大谷は球場を出ると寮の部屋に直帰し、休息をとり、次の日の試合に向けた準備を繰り返していたという。おそらくは、高校時代のトイレ掃除のおかげで謙虚な姿勢を保つことができたのだろう。大谷は特に2015年2016年にダルビッシュと合同トレーニングと食事から砂糖を排除し、白米に替えて玄米を食するようになり、大きく飛躍した。「この間に、食事について学んだことは大きかったですね。」ダルビッシュの理論と練習法を導入して、約1年後の大谷の回顧である。

 

 

 

  • user 内田
  • time 2024年6月8日
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レビュー『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』 光文社 東野圭吾

 

2024年発売の東野圭吾さんの新刊。
ミステリーっぽさもありながら、波瀾万丈な女性たちの人生ストーリーを、BARトラップハンドのマスターとともに描いた短編集。
お酒を飲むためのBARには日頃ほとんど行くことはないのですが、この小説を読んでいると行きたくなるので不思議です。
元プロマジシャンのマスター。
非常に洞察力があり、頭がよくお客の女性は結婚候補となりそうな相手を連れて来て査定をしてもらう。いつも女性の味方。
一つ一つの物語には意外な展開が待っていて、それぞれに心を動かす愛情が詰まっている。
人の人生には予想のつかない不条理とも言える事情が裏にある。
マスターの言葉は響きます。
大切な恋人が死んでしまった女性に掛けた、欠けがえのない友人が近くにいることを気づかせる言葉。
「何を幸せと感じるかは、人それぞれです。だけど、これだけは断言できます。人が生きていく上で助けとなるのは、失ったものではなく、手に入れたものです死んだ愛する人は帰ってこない。だけどあなたには、あなたのためなら血を流す覚悟を持つ友人がいる。それは素晴らしいことです。そうは思いませんか。」
  • user 内田
  • time 2024年6月1日
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レビュー『クライアントが喜べば、士業は儲かる』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クライアントが喜べば、士業は儲かる』古川晃 金風舎

行政書士である私は、既存のお客様から新たなお客様を紹介いただけるうえに、お会いした方からは「もっと早く出会いたかった」と言われます。なぜ、そう言われるのかというと、これまでの士業とは、クライアントとの寄り添い方が違うからです。
私自身は、これまでの士業とはまったく逆で、お客様と一緒に笑って、ムダ話ばかりしています。そうすると新たな取り組みを提案しようとした時、お客様へ気軽に「社長、こういう提案があるのですが、どうですか?」ということができるのです。
お客様から喜ばれる士業は、お客様がひとつの困りごとを言ったら、それに対して「いくつもの提案ができる人」です。そのためには、お客様から必要な話を引き出し、それに対するさまざまな提案ができるようなソリューションを用意しておかなければなりません。
士業のお客様の多くは、社長などの経営者です。普通の仕事では社長と会うことすら難しく、たとえ会ったとしても、何でも話してもらうことはできないでしょう。でも、社長は士業と面談すれば、何でも話してくれます。特に私たちの仕事は助成金や補助金の御紹介であるということもあり、社長が私たちの話を聞く耳を持って待っています。そういう状況で私たちが「お困りごとはありませんか」と聞けば、悩みを話してくれますし、「社長は将来、どうなりたいですか?」という話をすると、喜んで将来の夢を語ってくれます。そこにビジネスチャンスがあるのです。
士業が他の業種と比べて圧倒的に有利なのは、お客様の経営的な数字を見ることができることです。士業以外のコンサルタントの場合は、お客様と相対してじっくり話をしなければ、お客様の懐を開いてもらうことはできません。士業の場合は、手続き上で顧問先の決算書や従業員数などの数字が必要なことが多く、必然的に財務や税務、人事構成などを把握することになります。そこから、お客様自身が抱える課題が見てくるのです。これは「士業だけが持っている社会的信用」に他なりません。
その社会的信用にあぐらをかくのではなく、いかにお客様のために活用するかが重要なのです。私は、社会的信用を活用してお客様が喜ぶことは何かと考え、ソリューションを用意して、マーケットを創造すればいいと考えております。つまり士業は、「お客様からチャンスを引出して」そのチャンスを掴めるという、恵まれた立場にいます。私は、士業のように良い仕事は他にはないと思っています。
私は、ひとりのお客様にしっかり貢献して気に入ってもらい、次のお客様を紹介してもらうことにしました。こうして「人の力を借りられる」ようになってから、営業する必要がなくなりました。人の力を借りて生きていくことは大事です。そして、そうできるだけの人間力や人徳を磨いていくことが重要なのです。私はいつも、「目の前にいる相手は、何をしたら喜んでくれるだろう」と考えています。それを見つけて相手が喜んでくれると、私のことを好きになってもらえます。好きになってくれたら、私がお願い事をした時に相手は応えてくれるでしょう。
事務所の規模を拡大させなければ、有資格者を会社員として雇うことは難しいでしょう。事務所の規模を拡大するためには、当然ながら売上を増やさなければいけません。そう考えると、これまでの士業業務にしばられず、士業であるからこその優位性を活かしつつ、商材を増やしていく必要があるのです。そうすれば、売上はいくらでも増やすことができます。自社に様々な業務や商材があれば、その中からクライアントに合う商材を紹介してあげれば売上は増えます。税理士なら顧問税理士でありながら、営業マンにもなれるわけです。適宜、クライアントにとって最適と思うタイミングで、例えば決算時期なら「車を買いましょう」と勧めることができます。お客様の悩みを聞きながら、問題解決できるようなソリューションを用意しておくわけです。
現在、当社では担当者の売上の10%を本人の報酬として還元しています。今は歩合制ですが、今後は社員全員の報酬をベースアップしたいです。理想を言えば決算賞与で、みんなで売上を上げて、上がった賞与をみんなに分配するというチームプレイにしたいと考えています。チームプレイにしたい理由は2つです。1つは個人主義や歩合制の場合は「自分がよければいい」「クライアントのためではなく、自分のため」という人が出てきてしまいがちだからです。もう1つは、営業マンのように動くことが出来る人がいる一方で、事務員たちも当社にとっては欠かせない存在だからです。歩合制の場合には、事務員たちの活躍の場が減り、彼らが会社に居づらい状況を作ってしまいます。

 

  • user 内田
  • time 2024年5月25日
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レビュー『数値化の鬼』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数値化の鬼』 安藤広大 ダイヤモンド社

 

「仕事ができる人(評価者からの評価を得られる人)」「急成長する人」には、ある共通点があります。それは、物事を「数字で考えられる」ということです。足りない部分を数字で認識して、正しく埋めようとする、つまり「数値化」の思考がものをいう。数字に向き合わずに成長できる人は、誰一人としていません。数値化はお互いの誤解をなくしてくれるものです。

ステップ1「行動量を増やす」(数をこなすことから始める)
ホームランを打ちたければ誰よりも多くバットを振る回数を増やすしかありません。上司は、行動すべき事を分解して何が「P(目標)」で、何が「D(行動)」なのかを伝えられると、部下は動けます。
心理的な問題で行動量が減ってしまうのには3つの理由があります。①何をすればいいかが明確ではない②失敗したくない。③上司やリーダーの言う事が納得できない。
総務や製造など数値化が全てではないような職種でも例えば次のような数字で測れる部分を見つけて、できるだけ数値化しましょう。「ミスの回数は何回だったか」「業務改善数は何回あったか」「期限遵守率は何%だったか」

ステップ2「確率のワナに気をつける」(あなたの動きを止めるもの)
年齢が上がるにつれて部下から失敗している事を見られたくない気持ちが強くなり、行動量でなく成功確率だけにフォーカスする「働かないおじさん」にならないようにしましょう。メンバー全員が成長を目指し、働かないおじさんを1人でも生み出さないためには「マイナス評価」を取り入れて給料にも反映させる事です。ゼロという評価は無く、マイナス評価をつけて「このままではマズい」ことを認識してもらいます。その人の人格や人間性がマイナスなわけではありません。この先の成長を信じているからこそマイナス評価を与えられます。マイナスの人の給料を下げる分、貢献してくれた人にはプラスの給料を与える事ができ、組織として健全です。

ステップ3「変数を見つける」(やるべきこと、やらなくていいこと)
見極め、変えられることを変えようと努力し、変えられないことは早々に見切りをつけること。仕事において最も重要な能力。
例えば、店舗スタッフとして「1ヶ月で100万円を売り上げる」という目標があるとします。結果80万円だったとします。
ここで売上が足りなかった理由はいくつも考えられるはずです。「1ヶ月のうち10日も雨が降った」「アルバイトの学生が2人も辞めてしまった」「新商品が期待ほど売れなかった」「リピーターが獲得できなかった」
これらの理由のうち、まずは変えられないこと(定数)」を考えます。「雨が降ること」はどうしようもありません。またアルバイトが辞めたことと新商品が売れなかった事は要望クレームに対処するなどある程度の改善は必要かもしれません。ただそれは不確定要素もあるため、「リピーターの獲得」を変数に設定しましょう。
そのために「顔と名前を覚えて口にして接客する」「ポイントカードの回収率を割り出す」「新商品説明により次回来店で試してもらえる確率を上げる」という変数への対処を進めます

ステップ4「真の変数に絞る」(過去の成功を捨て続ける)
やる事を10個あげた後に、その中で上位の3つを「今すぐやるべきこと」とし、残りの7つを「やらないこと」にします。そうすることによって、最重要事項に集中できます。変数を減らす方法は2つ、1つ目が「他に変数がないかを考え、前例を手放すこと」。2つ目が上司から「それは変数でない、と指示をすること」。
成果を出せなかったとしたら変数を見直さないといけません。目標を達成している場合も、現状維持を許さず、つねに成長させる機会を与えます。つねに危機意識を持たせ、「変数を見直さざる得ない」という環境を作り出します。数値化によって意識を上げてもらう事が心理的安全性を生み出します。

テップ5「長い期間から逆算する」(遠くの自分から逆算する)
ビジネスでは、短期的に損をしているように見えても、長期的にトクをすることがよく起こります。短期的な決断でもつねに「5年後、10年後はどうなっていくだろう」ということをセットで考えましょう。5年後になっているべき姿になるため、まず1年後にどんな目標があり、この1週間に何をやるべきで、今日1日はどう過ごすべきなのか。最後の姿のために逆算が必要です。

目の前の部下が成果が出なくて落ち込んでいるとき、つい数字の話を横に置いて優しい言葉だけを掛けてしまうのが人間でしょう。しかし、そこで上司は「リーダーの仮面」を被り、部下は「数値化の鬼」として振る舞えた時こそ、彼らは成長できるのです。

 

  • user 内田
  • time 2024年3月9日
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レビュー『スティーブ・ジョブズⅠ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スティーブ・ジョブズⅠ』ウォルター・アイザックソン 講談社

 

iPhoneなど数多くの革命的な製品を開発販売しているApple社創業者-スティーブ・ジョブズの伝記。

上下巻のIは、子ども時代からトイストーリー(ピクサー)まで。
ジョブズはパソコン・アニメーション映画・音楽・電話・タブレット・デジタルパブリッシング・小売という7つの分野で革命を起こした。

ジョブズは自分が養子だと小さい頃から知っていて傷となり残っている。近い友人は言う。「なにかを作る時、すべてをコントロールしようとするのは彼の個性そのもので、それは生まれた時に捨てられたという事実からくるものだと思う。」

Apple社の共同創業者ウォズニアックとはハイスクールの時に、シリコンバレーでのイベントで出会った。音楽の趣味もあい、違法であるがブルーボックスという無料電話をダイオードとトランジスタを自分達で作ってしまい、いたずらでローマ法王に電話を掛けたりもした。

ジョブズはリード大学に入学した頃から禅宗を中心とした東洋思想に傾倒した。友人の家の天井裏に瞑想室を作り、インドの絵に絨毯、ろうそく、お香、坐禅に使う座布団などを持ち込んだ。この時の友人の証言「ジョブズは禅と深くかかわり、大きな影響を受けました。ぎりぎりまでそぎ落としてミニマリスト的な美を追求するのも、厳しく絞り込んでゆく集中力も、皆、禅からくるものです。」
大学では面白そうな授業だけ出席した。その一つがカリグラフィー(美しい書体)だった。ジョブズはいつもユーザーにやさしいGUIを大事にするが、それはカリグラフィーにやるものだった。「リード大学時代にあの授業を取らなければ、マックに複数種類のフォントが搭載されることも無かった。」

スティーブ・ウォズニアックと創業したApple社が発売したアップルIIはその後16年間で600万台も販売され、パーソナルコンピュータ産業を興した立役者でたる。感動的な回路基盤とそれを動かすソフトウェアは、個人の手によるものとして20世紀有数の発明だが、この歴史的偉業はウォズニアックの業績である。しかし、ウォズニアックのボードをクールなケースと組み合わせ、フレンドリーなパッケージにまとめたのはジョブズである。
そして、ジョブズはここからゼロックスの技術も取り入れ、アイコンを押すGUIやマウスを発明した、本当に凄いことだ。

ジョブズにはスタートレックに出てくる現実歪曲フィールドがある。周りの人間は言う。「ジョブズの現実歪曲フィールドにとらえられるのは危険なのですが、でも、あの力があるから実際に現実を変えられるのです。」「カリスマ的な物言い、不屈な意志、目的ならどのような事実でもねじ曲げれる熱意が複雑に絡みあったもの。」「他人の弱点をピンポイントではあくできるのがすごいところ、どうすればかなわないと思わせられるのか、どうすれば相手がすくむのかがわかってしまうのです。」

 

  • user 内田
  • time 2024年2月24日
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レビュー「イーロン・マスク 下」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イーロン・マスク 下』 ウォルター・アイザックソン 文藝春秋

ここ数年、世界富豪ランキングの上位に入っているイーロン・マスクの初の伝記。
存命時に伝記が出ること自体が凄いことです。

「下」巻はスペースXやツイッターなどについて多く扱い、直近の所までの内容となります。

イーロンは宇宙ビジネスの中で、2014年に、お金を生み出す衛星優良インターネットサービスをまずは選んだ。スペースXはあらゆる判断を火星に行くことを目的に行い、2015年に新部門スターリンクを設置した。

2019年、毎日毎日イーロンは恋人グライムスの隣でベッドの端に腰を下ろし、まんじりとせず夜を明かした。テスラのことが心配なのだ。「資金を調達できなければ終わりだ」と空が白むころ、グライムスに泣き言をこぼす。そこから、自動運転を体験してもらうイベント-オートノミーデイを思いつき、実行していった。

イーロンは部下に厳しい。スペースXではそんなイーロンの下でグウィンショットウェルがみんなのことを本当によく考えて会社内で貴重な役割を担っていた。イーロンは自分の存在すべてを人類のミッションに投じて、自分がそうするんだから他の人もそうすべきだと考える。Twitter買収の時もそうで、快適な暮らしや遊びを優先したいやつは去れというわけだ。スペースXの別の部下は言う。「イーロンの下で働くのは、すごく刺激的ですばらしいのですが、ほかのことをする時間がなくなってしまいます。」

イーロンは2015年にチャットGPTを開発したOpen AIを立ち上げた。(後にMicrosoftが投資)
そして安全なAIを表現すべく、人工知能搭載の人型ロボットの作ることに注力し2021年8月にオプティマスをお披露目した。イーロンは言う「人間を観察してタスクのやり方を学べる汎用ロボットが作れれば、経済がめちゃくちゃ発展するはずなんだ。そうすれば、ユニバーサルベーシックインカムだって導入できるかもしれない。そのとき仕事は、したければするものになるんだ。」

2021年1月7日テスラの株価は上がり、イーロンはAmazonのジエフペゾスを飛び越え、1900億ドルの資産を持つ世界一の金持ちとなった。お金で幸せは買えないとよく言うが、お金を一番持つようになったときのイーロンを見るとたしかにそうかもしれないと思える。2021年秋、イーロンは不幸せだった。気分が乱高下し、気分の落ち込みがお腹に来ていた、吐き気と胸焼けに悩まされていた。

ロシアが2022年2月24日、ウクライナに侵攻したが直前にウクライナの通信やインターネットを無力化していた。ウクライナはイーロンにスターリンクのステーションを提供してくれないかと助けを求めた。イーロンは2日後に端末500台をウクライナに到着させ通信妨害回避を成功させ、停電と聞くやソーラーパネルも発送した。「スターリンクがなければこの戦争は負けていたでしょう」ウクライナの小隊長の言葉である。提供したアンテナやサービスにかかる費用の半分はスターリンク持ちだ。その後、攻撃に使われることには反対して制限を掛けている。

各社の売上、時価が順調であった2022年、株の売却で100億ドルが手元に残っていた。「そのまま銀行に放置するのも何ですしね、だから、自分が好きな製品はどれだろうと考えてみたんです。もう、答えはひとつしかありません。ツイッターです。」
ツイッターの100%買収を心に決めた時に友人がこう聞いた「時間と健康はどうなるんだい?テスラもスペースもまだまだ手がかかるじゃないか。ツイッターはどのくらいかかりそうなんだ」。イーロン「少なくとも5年、かな。スタッフの大半を切らなきゃいけない。真剣味が足りない。出社さえしなかったりするんだから。」 友人「そこまでの苦労をしょいこむと?テスラは工場の床で寝泊まりして、その上、スペースXもがんばってる。同じことをもうひとつやりたいなんて、本気で思ってるのかい?」 イーロン「うん、やりたいね。それでいいんだよ。」

 

 

  • user 内田
  • time 2024年2月17日
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レビュー『とにかく仕組み化』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく仕組み化』安藤広大 ダイヤモンド社

 

最近一番売れていると言われるマネジメント本とのこと。
SNSでも広告がよく出ております識学社長の安藤さんによる執筆ということで読んでみました。

人の上に立つべき人にとって、いかなる時も「仕組み化」に目を向け、問題を解決していく姿勢は、必ずあなたを救ってくれます。
鳥の群れやアリの巣を見てください、一羽一羽が、見事に有機的に動き、大きな目的を果たしています。この仕組みを知り、大きなことを成し遂げたほうが自分にとっての利益につながること、それを受け入れてから成長は始まります。過去に作られて形骸化したルールを、もっと大きな仕組みの枠組みでによってアップデートしていく、その責任をとるべき人が、人の上に立つべき人なのです。

人の成長を信じ、入れ替わりが起こるのが「いい組織」で、エース級の人が抜けても残されたメンバーを信じピンチを乗り越えると組織は「脱皮」して強く大きくなります。「組織の中で替えが利くようにしておく」という人が逆説的に優秀であり、未来永劫その会社が続いていくことに資するのです。

放っておくと人はラクを求めます。
「なるべく早く」を「今日までに」と解釈します。「手が空いたら」を「完全にヒマになったら」と解釈して、自分にとって都合のいいように考えてしまいがちです。仕事をしない、その方が自然な状態だからです。例えば100人いればそのうちの10人くらいは放っておいても精神論だけで頑張ります。ではそれを基準に組織を運営すべきでしょうか。「あの10人を見習って頑張らないと」とその他の個人を責めた方がいいのでしょうか。違います、残り90人のできない人に合わせて仕組みを作りルールを責めて、全員を活かした方がいいのです。

「期限」を守ることが最低限できたうえで初めて仕組みは機能します。「忘れていました」が言える環境になっているのであれば、仕組みは機能しません、間に合わない事がわかったらその時点で必ず期限が来る前に知らせてください、いつだったら間に合うか報告してくださいと伝えます。

①責任と権限を守る(決めた事を守り切る)
人の上に立つなら、主語は絶対に私であるべきで、責任を取りましょう。リーダが部下に仕事を任せるとは、「何をしなければいけないのか」「そのために何をやっていいか」その線引きをするのです、そして責任を取りましょう。

②危機感を利用する(正しい恐怖感を感じ続けるようにする)
本質的に怖い人「仕事で求められる基準が高い」「中途半端な仕事では評価してくれない」「フィードバックが的確で反省する」、そんな理不尽な部分がない人になりましょう。部下はきちんとルールを守っている限り、何も言われることはありません。そして、いい仕事をして圧倒的な結果を出すと、正しく評価してくれます。
向かっているゴールがわかり、まわりがそれに向かって走り出している、それを見て感じる焦り、それが危機感になり、仕事の進め方を考え直したり、実際に行動が変わっていきます。

③比較と平等に気をつける(正しく人と比べられる環境を整える)
常に人は比較し、比較されている生き物です。その前提に立って、仕組みを作った方が良いです。暗黙知を無くし、人の上に立つ人が明文化して伝える。転職組も特別扱いをしてしまうと言ったもの勝ちの状況を生むので、新しい会社のルールに従わせる。
組織の利益を選び取るため、人ではなく仕組みを見て、頑張った人に報いるのが本当の「平等」です。成果をあげた人を会社が表彰(MVP)などで、評価することが効果的。評価されなかった人は負けたことを正しく認識し次こそ頑張るという意識に繋がります。

④企業理念を再認識する(向かっている方向を明確にする)
企業理念は、経営者にとっての「判断軸」です、企業理念に近づくことをやり、遠ざかることはしないという一貫性をうみだします。
自社の悪口を言う人がいます。他社や得意先にもそうやって言いふらします、その成れの果てが「ウチの会社の企業理念なんて知らない」という姿です。そんなに不満があるなら、早く成長して人の上に立ち自らの責任で「仕組み」を変えればよく、そのチャンスを全員に与えられています。

⑤進行感を感じる(他者と共に大きな事を成し遂げる)

 

  • user 内田
  • time 2024年2月10日
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