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【TAPの仕事】上場会社の決算書の解説
中小企業の社長さんに上場会社の決算書の内容をご説明をすることがあります。(上場会社:証券取引所(金融商品取引所)で株式が売買されている会社)
例えばこのようなご質問があった時などです。
・今の景気ってどうなの?
・これからどの業界が良さそうなの?
・上場企業とお付き合いすることになったんだけれど、あの会社はどうなんだろう?
そんなとき、上場企業の決算書(有価証券報告書・決算短信)を見ておくと、又は調べるとお話ができます。
「EDINET」は全ての有価証券報告書を網羅していて、昔からよく見ていました。
もちろん各社の公式HPから決算書を見ることができます。
上場会社の業況は数年後に地方の中小企業にも反映されるので、今後の各業界を見るのに役立ちます。
このコロナ禍で、観光・飲食・アパレル小売が厳しいという中で、この三社の前期決算書は見ていましてお話に出したりします。
オリエンタルランド(さすがのディズニーリゾートも売上が3分の1になり、社債発行が倍になっている。)
ワタミ(飲食店の厳しさを物語り、次回同じ決算では債務超過になりそう。)
ユナイテッドアローズ(アパレルで売上が2割減で済んではいるが、短期借入金が3倍に増えていて心配。)
逆に、これらの業界でも伸ばしている上場会社の数字を解説するときもあります。
また最近、TAPのお客様が大手旅行代理店HISさんと大きなお付き合いすることになり、決算書をご説明させて頂きました。
HIS(売上は7割以上減で厳しいが、自己資本比率や手元資金の体力はまだありそう。)
決算書の読み方を見つければ、色々な上場会社の動向が見えることになって、非常に面白いですね。
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内田
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2021年10月9日
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TAPの仕事
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【TAPの仕事】雑談
私が大手監査法人(会計事務所)で学んだ一つに、お客様の取締役とお話するときに大切なのは本題に入る前の”雑談”だということがあります。
雑談は言うまでもなく、さまざまな内容のことを気楽に話すこと、とりとめのない話のことです。
私が20歳代のときにご訪問をしていたIT系の上場企業の取締役と監査法人のパートナー(役員)が決算の話をするために来た時に第一声で話したのは、
「堀江貴文さんの判決(2007年3月・懲役2年6カ月)出ましたね」
でした。
その時に世の中で話題になっていることなどを雑談として、本題に入る前に話す。
別の会計士の先輩からも言われました。
「取締役と話す前には、必ず雑談を入れるといいよ。」
これは取締役だけでなく、お客様と話す全てのときに大切なことです。
雑談を本題の前に入れる効果は主に3つ。
①相手の心と頭を柔らかくして、自己開示しやすい空気を作れる。(商談成功率アップ)
②相手とすぐに打ち解けて相手の警戒心を解くことができる。(壁を取り払える。人間関係を作れる。)
③相手のの思考は活性化し、そこから本題に移れば積極的な意見交換が期待できる。(建設的な意見形成)
私がよく使う雑談テーマについても挙げますと、
・気候や気温のこと(どんな場面でも使えるオールマイティ)
・相手の趣味や家族のこと(ゴルフ、バイク、釣り・・・)
・景気のこと(農業、飲食店、全体感)
などでしょうか。政治や宗教については挙げないこともポイントです。
相手の人の興味を持っていることを、相手の立場に立って考えることが大切ですね。
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内田
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2021年9月25日
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TAPの仕事
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【TAPの仕事】FP的な業務と資格
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内田
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2021年9月11日
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TAPの仕事
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男性の子育て目的の休暇取得促進
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内田
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2021年8月28日
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TAPの仕事
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【TAPの仕事】情報収集-地元新聞など
お客様の経営者の方は概ね皆さん地元新聞を読んでいらっしゃいますので、紙でも電子でも良いので読んでおくと仕事に役立つなと感じます。
また、新聞の「おくやみ欄」にお客様の名前が載っている場合には、配慮のうえお香典やお花をお贈りすることが多いのです。
例えば北海道全体には、「北海道新聞」という新聞がありまして、北海道経済についての記事も数多く載っております。
北海道十勝の場合は、「十勝毎日新聞」という新聞がありまして、一面に地元経済記事や畑作農作物の育ち具合も掲載されることが多いです。
例えば、上の 十勝毎日新聞の記事は一面に黄金色で「小麦」が育って収穫がはじまる、ということを載せております。
このあたりは農家のお客様とお話をする際にはよく話題に出まして、逆に小麦の収穫がはじまりますと会計のご訪問もほぼできなくなります。
求人欄にお客様が広告を出していたり、お客様自身の記事が載っていることもありますので、少しでも目を通していきたいと考えています。
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内田
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2021年8月21日
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TAPの仕事
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【TAPの仕事】PDFを使いこなす
PDF(Portable Document Format)は言わずと知れたアドビ社(アメリカ・カリフォルニア州)の
「文字、図形、表などを紙に印刷するようにレイアウト(配置)したページの状態を保存するためのファイル形式」
です。
TAPでは業務のデジタル化に対して、紙書類のPDF化が必須だと考えております。
過去の紙書類も皆で力を合わせてPDF化を行い、いつでも見られるようにしております。
これにより、どこにいても過去の情報を拾ってくることができるわけです。
先日、本別事務所ではCanonの「ドキュメントナビゲーター」という機能を複合機に導入しました。
キヤノン:MEAPアプリケーション | Document Navigator 概要 (canon.jp)
こちらは紙書類をPDF化するときに大いに役に立っております。
すなわち、PDF化をする際の名称の付け方が簡単かつ迅速で、後からの検索がスピーディーになります。
弊社内ではPDFの名称を「(日付)(ファイル名)」と付けておりますが、ファイル名の部分も「契約書」「税務代理権限証書」「ヒアリングメモ」など、良く使う名称をテンプレートで用意できております。
日頃の業務の中でPDF化を進めるためのコツを書いてみます。
①お客様からの資料を、メール・FAX・DropboxなどでPDFにて頂く。
②事務所内の決算申告書等資料を紙でなくPDFで保存する。
③会議後の情報を共有はアジェンダをPDFにてChatWorkに流す。
④MTG資料はPDFを使い、そこに注釈機能でメモを取ってもらう。
⑤消えてしまうのが怖いため、念のため週に一回はクライアントPCにバックアップを取っておく。
ほかにも挙げればキリが無いですが、絶えずPDFにて扱うことを意識できればと思います。
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内田
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2021年8月7日
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TAPの仕事
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【TAPの仕事】農業コンサルティング(酪農編)
以前に書いたブログで、肉牛編を取り上げましたが、今回は酪農編です。
TAPは特に十勝にて酪農農家(搾り屋さん)のお客様を複数見させて頂いております。
2021年6月時点で農業者様は80件弱、そのうち酪農家様は20件弱です。
北海道を車で走っていると良く牛を見かけますが、実は牛乳を搾る「酪農」とお肉になる「肉牛」に分かれます。
最近の酪農家さんでは、ロボット牛舎など大型投資が増えていて、そういった牧場さんからコンサルティングや貸借対照表の作成をお願いされることがあります。
そういった投資が本当に良いのか、何年返済の借入れが良いのかなどご相談があり、そこへの助言をさせて頂きます。
大型投資の場合、税額控除・即時償却などの国税の節税策もあり、また償却資産税も減らせる可能税があるため、申請書類も含めての提案業務もよく行います。
酪農家さんのお仕事は休み無く本当に大変だと思います。少しでも経営が良くなるような、数字上のコンサルティングが今後も出来ればと思います。
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内田
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2021年7月24日
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TAPの仕事
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