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孫子の兵法
















『孫子の兵法がわかる本』 守屋洋 三笠書房



 「孫子の兵法」は中国春秋時代の思想家-孫武が書いた兵法書で「始計編」~「用問編」の13編で成り立っています。

どうすれば戦いに勝ちどうすれば負けるか、ビジネスという戦いの場に応用できるということでこの本を読んでみました。

勝算を読むための「道・天・地・将・法」、心服されるリーダとなるための「智・信・仁・勇・厳」、という10文字の意味が印象的でした。



(どう):大義名分。自国の国民だけでなく、他国の国民からも支持されるような目標の設定。

(てん):天の時、タイミング。時代を読まなければいかなる天才も無為に過ごすことになる。

(ち)  :地の利。戦では敵陣に対して自陣をどこに張るかで勝負は決まってしまう。

(しょう):優れた将。優れた部下を得なければ大きな成功はできない。

(ほう):組織管理。継続して勝てるシステム・仕組み・ルールをつくる。



(ち) :情況を読む力。勝算のあるなしを見極めることで、勝算なきは戦わなくて済む。

(しん):信頼、信義。社会は人間同士の信頼関係がなければ成り立たない。

(じん):思いやり、やさしさ。思いやりのないリーダーは部下を心服させられない。

(ゆう):戦う勇気、退く勇気。ピンチにたったときに退却の勇気を発揮する。

(げん):信賞必罰の厳しさ。甘い処分では綱紀が緩んでしまう。



本書には「戦わずして勝つ」「勝算なきは戦わず」を基本とした勝つためのエッセンスが散りばめられていました。

さすが三国志の諸葛孔明や風林火山の武田信玄も座右の書とした内容だと感じました。

  • user 内田
  • time 2011年9月24日
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『奇跡のラーメン店は、どのように誕生したか。』 草村賢治






















『奇跡のラーメン店は、どのように誕生したか。』 草村賢治 旭屋出版



私も以前よく行った、東京にあるラーメン屋「永福町 大勝軒」の草村さんによる本です。

永福町 大勝軒さんは23坪・23席で日商100万円/年商3億円/店売り1日680杯(H20時点)という、大繁盛ラーメン店です。

ラーメン屋さんについて書かれた本ですが、個人商店経営に役立つ内容が詰まっています。



草村さんがお店を出す時に立てた3つの誓いというのも印象的です。

 一.日本一美味しいと言われるラーメン屋になる。

 二.禁酒・禁煙・禁車。

 三.出入り商人を大事にする。

飲食店は出入り商人を大切にすることになるほどと思いました。



「人と同じことをしていてはダメ。人が休んでいるときに頑張るから、人並み以上の事ができる。

私は80歳の今でも、昼寝をしないで、1日17時間働いています。」(29頁)



他にもお店を広げていくためのいろんな工夫がありました。

・店をだしてから10年赤字続きだったが、味変えとともにお客様の応援のもと値上げをして乗り切った。

・お店を増やさずに売上を増やすお土産ラーメンが10店舗分の売上を上げてくれる。

・ステンレストレイに乗せてラーメンを出すことで、指が入らなくなり雑誌も汚れなくなる。

・女性が麺をのせやすいようにレンゲを大きくしている。

などなど。商売ではあらゆる工夫が必要なんだと思い知らされます。。。



<リンク>

永福町 大勝軒 公式HP

  • user 内田
  • time 2011年9月4日
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