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孫子の兵法

  • user 内田
  • time 2011年9月24日
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『孫子の兵法がわかる本』 守屋洋 三笠書房



 「孫子の兵法」は中国春秋時代の思想家-孫武が書いた兵法書で「始計編」~「用問編」の13編で成り立っています。

どうすれば戦いに勝ちどうすれば負けるか、ビジネスという戦いの場に応用できるということでこの本を読んでみました。

勝算を読むための「道・天・地・将・法」、心服されるリーダとなるための「智・信・仁・勇・厳」、という10文字の意味が印象的でした。



(どう):大義名分。自国の国民だけでなく、他国の国民からも支持されるような目標の設定。

(てん):天の時、タイミング。時代を読まなければいかなる天才も無為に過ごすことになる。

(ち)  :地の利。戦では敵陣に対して自陣をどこに張るかで勝負は決まってしまう。

(しょう):優れた将。優れた部下を得なければ大きな成功はできない。

(ほう):組織管理。継続して勝てるシステム・仕組み・ルールをつくる。



(ち) :情況を読む力。勝算のあるなしを見極めることで、勝算なきは戦わなくて済む。

(しん):信頼、信義。社会は人間同士の信頼関係がなければ成り立たない。

(じん):思いやり、やさしさ。思いやりのないリーダーは部下を心服させられない。

(ゆう):戦う勇気、退く勇気。ピンチにたったときに退却の勇気を発揮する。

(げん):信賞必罰の厳しさ。甘い処分では綱紀が緩んでしまう。



本書には「戦わずして勝つ」「勝算なきは戦わず」を基本とした勝つためのエッセンスが散りばめられていました。

さすが三国志の諸葛孔明や風林火山の武田信玄も座右の書とした内容だと感じました。

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