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2011年の十勝経済について
2011年も早くも師走に入り、時間が過ぎるのは早いなーと思うこの頃です。
少し早いかもしれませんが、2011年の十勝経済について振り返りたいと思います。
★2011年 前半
2011年前半は3月11日の東日本大震災により日本全体に大きなショックが広がりました。
その影響は全国に広がり、十勝においても自粛ムードから消費が冷え込みました。
また観光旅行関連、十勝帯広空港乗降数、十勝川温泉なども極端な落ち込みとなりました。
当時は多くの業種で資材等の仕入に苦労をし、燃料代は上がり、将来の見えない状況でした。
しかし一方で、十勝の生産機能は当時も底堅く動いていたように思います。
★2011年 中盤
震災の影響による消費低迷からなかなか抜け出せない状況で、公共工事・住宅投資もともに弱い動きでした。
しかし、そんな中でも食品・機械設備製造は一部持ち直しを見せ、雇用状況も改善の兆しが見られたのは大きな一歩でした。
農業に関しては、畑作は生育順調、生乳は前年の猛暑によりやや不調という感じでした。
特に肉牛に関してはセシウム、安愚楽牧場の問題で市場価格が急落し厳しい状況となりました。
★2011年 後半
消費・設備投資・雇用ともに、震災の影響が和らぐ中で、景気は戻ってきています。
旅行観光も持ち直しを見せています。
ただし、公共事業は例年と比較して少し弱めの動きです。
農業に関しては、畑作は長雨の影響でややトーンダウン、生乳生産は持ち直しを見せています。
今後の経済に関しては目下のところ、TPPの動向から目が離せない状況なのは言うまでもありません。
<参考リンク>
・日本銀行-帯広事務所(PDF)
・帯広信用金庫-管内経済指標(PDF)
・帯広財務事務所-とかち経済情報(PDF)
- 内田
- 2011年12月4日
- 税務・会計・経営
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