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レビュー『海賊とよばれた男』
『海賊とよばれた男』 百田尚樹
昨年の本屋大賞に輝いた作品です。
本屋大賞を受賞した作品は何冊か読みましたが、一番好きな作品でした。
第二次世界大戦後、焼野原の日本において経済復興のために心血を注いだ国岡鐵造の話。
今の出光興産の創業者をモチーフにしており、戦後の何もない日本をどうにかしたい一心で
経済復興に取り組んだ海賊とよばれた男。
国岡鐵造は戦時中も戦地に赴いた従業員に給与を払い続け、大戦後の仕事がなくなった後も
従業員をクビにしません。従業員を家族だと言い、従業員を縛るタイムカードも会社にありません。
そんな国岡鐵造には従業員も、命をかけて会社と国のために働きます。
戦後日本を復興させた気概を持った経済人の姿を描いた素晴らしい作品です。
- 内田
- 2014年1月18日
- 本
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