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外部借入はただ少なければよいのか
「借入金なんて絶対したくない」という人はたくさんいるでしょうし、それも一つの考え方ですが、世の中の多くの会社が外部借入をしているのもまた事実です。
顧問先様でも無借金経営をされている会社様もいらっしゃって本当に素晴らしいなと感じます。
決算書の貸借対照表を見てみると、会計学的には「負債=資金調達」「資産=資産運用」と言われます。
大型設備が必要な業種でしたら、会社設立時に株主資本だけで大型投資をするのは難しいものです。
貸借対照表の考え方として、負債で調達したお金をもとに投資して増やしていくことが基本的な流れだと話される社長さんもいらっしゃいます。
「負債>資産(債務超過)」になってしまうと良くないですが、成長を加速させる意味では適度な他人資本(負債)を使う事も一つの手なのかもしれません。
- 内田
- 2016年10月29日
- 税務・会計・経営
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平成27年度(-28.3.31決算)法人所得状況
法人税は日本の税収のうち2割を超え、景気で左右されやすい税目です。
企業の利益(所得)が増えれば自然と税収も上がり、日本国の借金も減らしやすくなります。
(下記は財務省「国税・地方税の税目」より)
平成28年9月27日に、国税庁より平成27年度(27.4.1-28.3.31)の法人税等申告事績が発表されました。
●黒字申告割合
繰越欠損金控除後の黒字申告割合は32.1%(前年度30.6%)となり5年連続上昇、
繰越欠損金控除前の黒字申告割合は57.3%(前年度57.4%)でした。
おおまかに言うと、税金を払えている会社が3割強、単年度の業績がプラスの会社が6割弱ということですね。
繰欠控除前の黒字申告割合が60%を超えれば景気も完全回復といえるのではないでしょうか。
●法人所得金額
法人税の全体としての申告所得金額は2年連続で過去最高を更新。
申告所得金額615,361億円(前年度615,361億円)、申告税額113,844億円(前年度111,694億円)。
””国内の法人所得 初めて総額60兆円超える”(NHK)
●平成28年4月~
だだ、平成28年に入ってから海外景気も影響してか法人税収は伸び悩んでおりますね。
”法人税伸び悩み、国の税収4.2%減…4~8月”(読売オンライン)
28年度後半に向けて景気が上向き、法人税収も伸びていって欲しい所です。
- 内田
- 2016年10月8日
- 税務・会計・経営
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