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発生主義って何なの?
会計や決算について初めて勉強すると「発生主義」という言葉と考え方につまづきがちです。
私も最初に勉強した時に「何だこれは」「なるほどね」という感想でした。
「お金が出ていかなくても費用が出て利益がマイナスになる?」
「大きな資産を買っても少しずつしか費用が出てこない?」
など日常生活の感覚とはちがう考え方に違和感も出てきます。
発生主義とは:現金の収入や支出に関係なく、経済的事象の発生または変化に基きその時点で収益または費用を計上する会計原則
何のこっちゃという感じですが、要はお金でなくて経済的な価値の増加を利益と考えようということですね。
例えば、お金を払うのが半年後でも、現時点で消耗品を買って使えば、現時点でモノの価値は減っているしお金を払う事も決まっているので、今時点で費用を認識します。
例えば、大きな社屋を建ててすぐ何億円と払ったとしても、社屋のモノの価値は残っているし、その価値は何十年も掛けて下がっていくのだから、毎年少しずつ費用を認識(減価償却)します。(下図)
この辺りが初めて会計を勉強する人や起業する人にとって取っ付きにくい所です。
- 内田
- 2016年11月5日
- 税務・会計・経営
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