北海道 生乳基盤危機
- 内田
- 2018年11月25日
- 北海道・十勝・札幌
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先日、日本農業新聞の「北海道 生乳基盤危機」という記事を読みました。
・全国的な酪農家戸数の減少
全国でここ10年で2.5万件から1.5万件に減っているとのこと。
ただ北海道はここ10年で0.8万件から0.6万件への減少で率としては全国平均よりはまだ良さそう。
・高騰する設備更新費用と膨大な借金
確かに弊社顧問先様でも、搾乳牛100頭前半のパーラー牛舎を新規で建てる時に、10年前は2億円以内で出来た気がしますが、現在では3億円を超えております。
・TPPの影響
アメリカ抜きとはいえ今年末から動き出すTPPは酪農の世界への影響が気になるところです。高値の乳価と子牛価格をもとにした大型投資ですので、それが仮に下がってしまうと経営危機に繋がりかねません。
農村部も人口減、少子高齢化が進む中でいかに酪農経済を衰退させないかが大切です。