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レビュー『バフェットの教訓』

  • user 内田
  • time 2019年9月28日
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バフェットの教訓(逆風の時でもお金を増やす125の知恵)』 メアリー・バフェット 徳間書店

世界一の投資家といわれるオマハの賢人-ウォーレン・バフェット氏の教えについて書かれた本です。

絶対に金を損しないこと(No1)
ルールその1絶対に金を損しないこと、ルールその2「ルールその1」を絶対に忘れないこと。
リッチになりたいなら財産を福利で運用する必要がある、この時元手は大きければ大きいほど良い。
投資の教訓の第一は「忍耐」であり、正しい株を選べた後は果報を寝て待つだけで良い。

信望を失うには5分と掛からない(No11)
信望を得るには20年かかり、信望を失うには5分とかからない。
このことを考えれば、おのずとやり方は変わってくるはずだ。
最善の方策は、正しくないとわかっている行為をしないこと、というのがバフェット家の教訓である。

株はビジネスの細片とみなすべきだ(No17)
人々は株に投資をするとき、ビジネスの一部をかっているという事実を忘れがちである。
バフェットは好んで株式投資を事業の部分的所有とみなす。
そしてこの考え方を通じて、ビジネスの適正価格を判断している。

愚か者でも経営できるビジネスに投資をしなさい(No20)
バフェットが投資してきたコカコーラ、H&Rブロックといった企業は防愚性にすぐれ、
たとえ愚かなCEOに経営されても、投資家にはまちがいなく利益が還元される。

経営成績が良くなるか悪くなるかはどのビジネスに乗り込むかが大きく影響する(N91)
乗り込んだ船が慢性的に浸水していると気づいたとき、より前向きな対処法をとりたいなら、
浸水部を塞いでまわることにエネルギーを費やすのではなく、
船を乗り換えることにエネルギーを費やすべきである。

投資は合理的であるべきで、理解できないなら金は出すな(No95)
バフェットが強調しているのは、投資先のすべてを理解することの重要性である。
これこそが彼の成功の秘訣で、投資先に何か理解できないところがある場合は投資をしない。
ハイテク企業への投資を控えてきたためにハイテクバブルに巻き込まれずに済んだ。

どれだけ才能があり努力しても成就までには一定の時間を必要とする(No117)
ビジネスの価値とは一晩で生まれるものではなく、構築には一定の時間がかかる。
子どもが時間をかけて大人に育っていくのと同じで、ビジネスの価値が育つのも時間が必要である。

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