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レビュー『迷いを一瞬で消せる「最後心」の心構え』
『迷いを一瞬で消せる「最後心」の心構え』 植西 聰 三五館
最近よくコンビニ売っている本を読むことがあります。
植西さんは、著述家、心理カウンセラーで、現在73歳ですが何回か著作は読ませていただいております。
・「今日が人生最後の日になる」という意識を持つと人生が劇的に変わる。
家族や友人などに感謝する気持ちが、これまでよりもさらに強くなります。
時間の使い方が上手になります。
今まで許せなかったことを、広い心で許せるようになります。
これまで心を占めていた不安や心配といったものが、ウソのように消えていきます。
・スティーブジョブズと仏教の言葉
スティーブジョブズ「来る日も来る日もこれが人生最後の日と思って生きる。そうすればいずれ必ず、間違いなく思いどおりになる日が来るだろう。」
ブッダ「ただ、今日やるべきことを熱心にすることが大切だ。明日、自分が生きているかどうかわからないのだから。」
仏教-一日一生「一生は、今日という日の中で完結する」
・自己実現のため、和して同ぜず。大同小異。
和して同ぜず「周りの人たちと調和していく。しかし、周りの人たちに合わせていても、自分ならではの個性も大切にしていく。」
→「協調」と「個性的な振る舞い」のバランスを取り、精神的な疲労を感じないようにする。
小異を捨てて大同につく「少しくらいの意見の違いであれば、それを捨てて、みんなの意見に合わせていく。」
→自分の意見を持ちながらも、そのために皆から孤立してしまうのではなく、なおも皆と強調していく方法を探していく。
・寛容心
人は「人生最後の日だから人と争いたくない」と思うので、「最後心」を持つことで人間関係を育めるし、自分から謝ることもできる。
寛容になるというのはひどい悪口を言われてもジッとストレスを溜めてがまんすることではなく、広い心で相手を素直に受け入れること。
禅にある「一期一会」という言葉、一生に一度の出会いと考えれば、相手を尊重し寛容に対応することができるはず。
・覚悟心
芸術家の岡本太郎「食えなけりゃ食えなくてもいい、と覚悟すればいいんだ。それが第一歩だ。そのほうがおもしろい。」
最後心を持つことで、グズグズ迷ってなんかいられない早く決断しなければならない、という気持ちが強まります。
「明日はないのだから、今日中に決めなければ」と覚悟が定まります。
・「先延ばしグセ」をやめる
「今日」というタイムリミットを決めて、集中力を高める。
而今「大切なのは今をどう生きるかにある」先々のことに気持ちを奪われないようにする。
もっとも効率的にやっていく方法を一生懸命に考えれば、一日の中で驚くほどたくさんのことができる。
仕事のみならず、プライベートの時間も充実させ、適度に休養する時間も上手に取り込んでいける。
- 内田
- 2020年7月4日
- 本
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