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【TAPの仕事】職業的懐疑心を常に持つこと

会計事務所の仕事では、会計数値を作成したりチェックしたりするときに「職業的懐疑心」を持ち発揮するべきです。

職業的懐疑心とは、会計のプロとして会計税務の数字に対してしかるべき注意を常に払うべきという姿勢です。
この考え方は主に公認会計士の世界でよく言われることですが、会計事務所や他の世界でも必要とされる考えです。

「懐疑心」というと人や物事を疑え、という意味にも聞こえますが、決してそうではなく、
物事を批判的かつ多面的に見ることでプロフェッショナルとして信念を持って常に判断をすること
と考えられます。これはどのような仕事でも必要なことですね。

会計事務所として職業的懐疑心を保持するためには例えばこのような事が提言されています。
・経営者の判断を単に裏付けすような証拠を集めることだけに終始してはいけない
・事務所スタッフが職業的懐疑心について十分に理解し,それを発揮できる体制が必要である。
・職業的懐疑心を働かせて,手続追加により時間が多くかかってしまい,期限を守れなくなることを嫌がってはいけない。
・追加で手続を実施することにより,予算をオーバーしてしまうことを嫌がっていけない。
・業務の計画段階において,職業的懐疑心を十分に働かせ,重要な虚偽表示のリスクの存在する項目を検討するべきである。
・計画時のリスクに対応するため,十分に時間をとるように時間配分を行うべきである。
・合理的な理由があって業務時間が超過した場合に値上げや追加報酬をもらうようにするべきである。
・事務所スタッフの採用時に職業的懐疑心の資質を見極め、採用後の研修やレビューを徹底すべきである。

何でも目の前の数字や事柄を鵜呑みにするのではなく、適度な懐疑心は必ず持つべきです。

 

  • user 内田
  • time 2020年12月18日
  • tag TAPの仕事
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