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レビュー『30日で人を「育てる」技術』

  • user 内田
  • time 2021年6月20日
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30日で人を「育てる」技術』 西尾英樹 秀和システム

 

人材育成がうまくいかない職場には「育たないことを、教わる側のせいにしている」「育つための仕組みが整っていない」という2つの共通特徴がある。
そのため、3つのポイント①教え方(目標に向けた計画的指導②信頼(先輩上司との相互の信頼関係)③仲間(辛い時に励まし合い互いの成果を喜び合える仲間)を実践すると育っていきます。

新人や部下が育たない理由として、例えば「一人前の定義として〇〇ができれば全部終わり」という基準が箇条書きで見える化されていなかったり、マニュアルだけ作って判断方法を教えなかったりすることにあります。
また、教えたつもりの落とし穴として、「わかりましたか→はい、わかりました」の裏に5つの可能性をいつも考慮しておくことが重要です。
わかったつもりでいる(誤解)、わからないのがわからない(混乱)、わからないと言いたくない(プライド高)、わからないと言えない(恥ずかしい)、早く終わって欲しい(飽き)。

●1stステップ-頭と心の準備運動
1日目「育成目標を決める」2日目「PDCAスケジューリング」3日目「課題のピックアップ分析」4日目「作業と知識に分ける」5日目「知識を、作業特有知識、システム操作、接客マナー、業務ルール、トラブル対応、の5つに分ける」6日目「現状スキル診断」7日目「やるべき事の仮決め」8日「先に伸ばすポイント決め」9日目「TODO計画書作成」10日目「やるべき事の20日間分散」11日目「OJT.OffJT仕分け」12日目「教えすぎや無駄を無くす」

●2ndステップ-実践スキルを身に付ける
13日目「理解度チェック(前日覚えた内容を3分ほどで説明してもらう)」
14日目「メモの目的を考える(一緒にメモを見て取り方を考える)」
15日目「確認シートで報告連絡相談の基準を見える化する(1日の〇時に報連相すると決めておく)」
16日目「報連相の説明力を育てる(結論ファーストで話すように伝えておく)」
17日目「質問力を鍛える(質問を付箋などに数重視で書いてもらう)」
18日目「問題点を8つの視点で分解して考える(内部:能力・やり方・マインド 外部:職場・環境・ツール・ルール・人間関係)」
19日目「なぜなぜ分析で改善策を炙り出す(5回のなぜを記入する)」
20日目「優先順位を決めて3つずつ改善する(効果が大きく実現が簡単なものから)」
21日目「仕事の時間管理を強化する(お手本を見せて目指す質と速さを理解してもらう)」
22日目「行動を分解しチェック項目を洗い出す(質を上げるためのチェックシート)」
23日目「質問する前に調べるクセを付ける(社内社外と口頭ネット電話の方法を教える)」

●3rdステップ-やる気を引き出す評価シート
24日目「成長が体感できる日報」25日目「仲間からのエール」26日目「一人前見極めチェック表」27日目「壁にぶち当たった場合の対策」28日目「新たな目標設定」29日目「対象者のポテンシャル分析表」30日目「スキルの階層化」

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