レビュー『うまくいっている人の考え方』
- 内田
- 2021年9月4日
- 本
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『うまくいっている人の考え方 <発展編>』 ディスカヴァー・トゥエンティワン ジェリー・ミンチントン
アメリカの著述家 ジェリー・ミンチントンさんが、長年の経営の経験から研究した自尊心を大切にすることを記した著作。
・前向きに考える
過去の条件づけに関係なく、物事はできるだけポジティブに解釈するほうが得だ。いくつかの提案をしよう。
「やる気が出るようなことが書かれた本を読む。」「ポジティブな人と付き合い、ネガティブな人を避ける。」「自尊心を高めて、自分がもっと幸せになっていいと認識する。」「改善しようとする場合を除き、人生のネガティブな側面について考えない。」
・ものおじせずに質問する
学校の授業や会社の研修などで、多くの人は無知だと思われるのを恐れて質問しようとしない。
しかし、わからないときに謙虚な姿勢で質問をすると、どういうことが起こるだろうか、社会人なら仕事の技能が向上し、さらにほとんどの人と幸せな人間関係を築くことも可能になる。
そう考えれば、質問しない方がむしろ愚かだと思えてくるはずだ。
・仕事に打ち込む
仕事で成功する秘訣は何だろうか?最も重要なのは次の三つだ。
「仕事に打ち込む」「仕事に必要な技能の一つに習熟し、それができたら、さらにむずかしい技能に挑戦する」「仕事のあらゆる面をできるかぎりうまくおこなう」
もしあなたが以上のことをするなら、次の中の少なくとも一つが起こるだろう。
「仕事が楽しくなる」「より高い給料がもらえる責任のある地位に昇進する」「自分で事業を起こして経営者として成功する」
どんな仕事であれ、いい仕事をすれば満足感を得ることができる。
・人生は不公平だと考えない
あなたは今まで何回くらい「人生は不公平だ」とぼやいてきただろうか?
どうすれば人生はより公平になるだろうか?それには、よりよい未来を切り開くために努力することだ。
よく注意すれば「公平」と「不公平」の境界線は思っていたほど明確でないことに気づくはずだ。
公平とは普遍的な法則ではなく、自分がつくり出した概念であることに気づこう。
不公平についていくら考えたところで、あなた自身がポジティブな変化を起こさないかぎり、何も改善されない。
・些細な問題にとらわれない
些細な問題とは何か?それは自分専用の駐車スペースに他の車が停まっているような、本当は問題でないことを発見したら消えるような問題のことだ。
些細な問題は、非現実的な期待の表れである。それは心の中だけに存在するから、心の持ち方を変えることが唯一の解決策だ。
些細な問題を人生から排除する方法は二つある。
「自分の望みどおりに他人は振る舞ってくれないという事実を受け入れる」
「自分に危害が及ばないかぎり、他の人をあるがままに受け入れ、変えようとしない」