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【TAPの仕事】財務デューデリジェンス(買収監査)(DD)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、M&Aでのデューデリジェンスについて、ご依頼を受けることがあります。

デューデリジェンス(DD)は上記の図の中では基本合意の後に実施される「買収監査」のことです。

主に決算書やその元資料を監査することで、買収をする際の問題点/留意点をレポートにして買い手に報告をしてきます。

公認会計士は決算書のプロフェッショナルでありますので、売り手側の決算書をしっかり見る際に財務DDのご依頼が来るわけです。
他にも弁護士さんが法務DD、社労士さんが人事DDを行うケースもあります。

財務DDのポイントを資産だけですが書いてまいります。

・現預金
残高の実在性を現金を数えたり(実査)、通帳実査をしたり、銀行からの残高証明書を確認したりします。

・営業関連(売掛債権、棚卸資産)
ビジネスモデルの理解から実在性や評価の妥当性を検証。但し、悪意を持って隠ぺい工作をされると限界あり。回収可能性も検討する。
棚卸資産は、実地棚卸の記録を閲覧、在庫管理体制を把握する。

・有形固定資産
除却資産や遊休資産(減損会計)、減価償却不足の把握、時として現物確認のために工場などに赴く。(例えば、コアな設備が正常に稼働するかどうかが買収のキーポイントになる場合)

・無形固定資産
ソフトウェアに重要性がある場合に重点調査。電話加入権は減損する。

・有価証券等金融商品
有価証券は市場価格/金融機関算定価額/純資産等から出来るかぎり時価評価をしていく。
貸付金は滞留期間から回収可能性を検証する。
前払費用は費用の繰延が行われていないか、保険積立金は返戻金額を評価する。

<参考>
M&Aコンサルタントの履歴書

 

  • user 内田
  • time 2022年10月29日
  • tag TAPの仕事
  • comment 0

【TAPの仕事】情報発信(Youtube編)

 

 

 

 

 

 

 

今年2022年に入りましてから事務所のYoutubeを始めました。
といっても、まだ数本しかアップが出来ておりませんが、まずはこちらからチャンネル登録をしていただけるとありがたいです。
Youtubeという媒体は本当に優れていると思います。
過去はテレビ局やラジオ局でないと作れなかった番組が、個人でも作れるようになりました。
様々な個人のチャンネルを観て聞いて勉強が出来ることはありがたいことです。
とある税務署職員さんがこのようなお話をされておりました。
「税務署で導入したスマホ申告ソフトについて、税務署側ではうまく使い方を説明できないのです。
国ではIT化を進めようとしてシステムを導入しても、税務署側では使える人・説明できる人がいなくて、聞きに来た人に大阪の税理士先生のYoutubeチャンネルを案内したりしてしまいます。」
そう、民間の税理士事務所のチャンネルが重宝されているのです。
個々の税理士事務所の発信するYoutubeチャンネルが役に立つ時代、TAPも少しずつですがYoutubeで情報発信をしていきたいと思います。

 

  • user 内田
  • time 2022年10月15日
  • tag TAPの仕事
  • comment 0

【TAPの仕事】経営方針の浸透と実行 その③

 

 

 

 

 

 

 

経営方針」とは、
経営理念の考え方を実現するための具体的な行動の基本方針・判断基準という位置づけになります。
税理士法人TAPにも3つの経営方針がありまして、こちらもいつも職員の皆さまには胸に刻んでいただきたいものです。

税理士法人TAPの経営方針の最後、3つ目は、仕事の秩序を公平性と人格主義に置く、という内容です。

公平性」を常に保つということはなかなか大変なことです。個人ごとに公正性の基準が違う部分も多々あります。
それでも、対お客様に対して、対所内に対して、対地域(金融機関や税務署などすべての関係者)に対して、絶えず公平性を意識するべきです。

なぜ、「公平性」が大切なのか。
それは、TAPの仕事が対外的にも対内的にも公平でない場合、経営理念にもある社会的使命を果たせなくなり、働く人の喜びが生み出せなくなるためです。
対外的に特定のお客様だけを特別に大事にし他のお客様を大事にしないようでは、社会に良い存在とはいえず、また対内的に特定のスタッフをえこひいきしたり仲間外れを作ったりすることで働く人の喜びは生まれません。
より多くの人が納得できる形にすることが公平性を担保することにつながります。

「人格主義」という言葉は聞いたことが無い方もいらっしゃるかと思います。
ソクラテスやカントなどの哲学者が使ってきた言葉でもありますが、ビジネス書のバイブル『7つの習慣』でも一貫して使われている言葉です。

小手先のテクニックでどうにかしようとする個性主義ではなく、誠実さなどの人格を磨いていくことが良いサービス・良い組織を作り、良い仕事につながっていきます。
すなわち、誠意・誠実・謙虚・勇気・忍耐・節制・勤勉などの、人間の内面にある人格的なものを重視することが、人財育成となります。
事務所として地域やお客様のために行動するときには、これからのことを意識していかなければなりません。

絶えずこちらのことを意識してお客様に接していると「あぁ、この人(この事務所)は信頼できる」と信頼感が増していきます。
もしも「誠意」や「誠実さ」を持っていないとそもそもお客様や地域の人は話すら聞いてくれないと思います。
もしも「謙虚」さが無いと、傲慢な人だと思われ、社外社内の人から好かれません。
もしも「勇気」を持って行動しないと、仕事が進まず滞り、問題が大きくなっていくばかりです。
もしも「忍耐」や「節制」を持っていないと、継続した努力が出来なくなり成長も成功もできないことになります。
もしも「勤勉」さが無いと、勉強をせず税理士法人の仕事など出来るわけがありません。

まるで子供や学生の時に言われたような当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、
これらを大切にすることで物事は最終的にうまく進んでいくと思います。

この経営方針の最後に「個人の技能を最大限度に発揮させます」という言葉があります。
人には得意なこと苦手なことがあります。私たちは、苦手なことを保管していくことよりも、得意なことを伸ばして、その力を発揮していくことをより重視してまいります。
「長所進展」の考え方=職場の同僚・先輩や家族など自分を取り巻く人に対しても良きところ、持っているもの、出来る事を見ていくべきです。

  • user 内田
  • time 2022年10月1日
  • tag TAPの仕事
  • comment 0