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レビュー『スティーブ・ジョブズⅡ』
『スティーブ・ジョブズⅡ』ウォルター・アイザックソン 講談社
iPhoneなど数多くの革命的な製品を開発販売しているApple社創業者-スティーブ・ジョブズの伝記、下巻。
上下巻のⅡは、ジョブズがApple社をクーデターで終われ、ネクスト社を創ったところからはじまる。
しかし、ネクスト社はとてつもなくつまづく。製造したパソコンは他のハードとの互換性が無くマイクロソフトに市場を席巻され、企業向けワークステーションを作るがサン社に完敗し、まさにジョブズにとって苦しい時期であった。
一方でジョブズがいなくなったApple社も見るも無残な姿に成り下がった。1980年台に16%あったPCシェアは1996年には4%に下がり、一時期70ドルあった株価は14ドルとなり、10億ドルの赤字を出した。サン社などにその時のCEOが会社売却を目論んだが失敗もした。
ジョブズの友人であるオラクル創業者ラリーエリソンはジョブズに30億ドルを出すからAppleのCEOに戻ってくれと頼んだが、ジョブズは敵対的買収はしたくなく、断った。
その後、ピクサーを立ち上げ「トイストーリー」シリーズまで作り上げたジョブズは再びApple社へ呼び戻されることになる。
- 内田
- 2024年6月15日
- 本
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