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【本】レビュー『白洲次郎 一流の条件』
『白洲次郎 一流の条件』 秋山圭男 宝島社
敗戦後日本において吉田茂と共にGHQや海外と交渉を行った白洲 次郎さんについての書籍。
〇都合の悪い問題こそきちんと正視せよ
本当のことを言って初めて解決につながっていくし、 自らのためになる。そのための第一歩が空気に流されず、 誰に対しても言うべきことを伝える。
〇他人事にしない覚悟
他人様が起こした火事であろうが、 自分のうちで始まった火事であろうが、 燃えてしまえば只の灰になるだけで、 なすり合いしても灰になってしまえば手のつけようが無い。 責任の所在を自身の問題として覚悟を決めること。
〇煙たがられて本物
人に好かれようと思って仕事をするな、 むしろ半分の人間に積極的に嫌われるように努力しないとちゃんと 仕事はできねえぞ。ほんとに国家のことを考えて、 ガムシャラに邁進する様な人々が指導者に就くべきではないだろう か。私心の無い人、大所、高所に立って、 自分の考えや行動すらも客観的に捉えられる人、 本当の愛情のある人。
〇物言う勇気
日本の若い人に一番足らんのは勇気だ。 そう言ったら損をするとばかり考えている。
素朴な正義感を持ち、私心の無い相応の覚悟とともに、 意見を翻さず堂々と物申し続けるからこそ、 大きな相手からもある種の畏怖と共に尊敬も受けた。
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内田
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2025年2月1日
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本
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