配偶者控除の壁は150万円となりますが・・・
- 内田
- 2018年1月7日
- 税務・会計・経営
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平成30年となりまして、ご存知の方も多いところですが配偶者控除の壁が103万円から150万円となります。
”配偶者控除、年収要件「150万円以下」に 今月から改正 パート主婦世帯の減税拡大”(産経ニュース)
実際の年末調整や確定申告の計算で使うことが多いのは今年の後半以降かと思いますが、
この1月から毎月の給与を改訂したいという顧問先様も増えております。
一方で、実は社会保険での130万円の壁というものがありまして、例えば
「よし、配偶者控除の壁が上がったから妻の月額給与を12万円(年額144万円)に上げよう。」
と考えて上げたとしますと、奥さんが社会保険の扶養から外れ、社会保険料の増額の方が大きくなって
損をしたと感じる状況になるかもしれません。
“150万円の壁の前に立ちはだかる?130万円の壁“(Biglobeニュース)
ですので、おすすめとしましては、月額108,000円(年間1,296,000円)までの変更に抑えることだと思います。