【TAPの仕事】税金の理解と指導
- 内田
- 2020年11月20日
- TAPの仕事
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会計事務所のお仕事には税金の理解が欠かせません。
税金を勉強するためには、事務所内の研修や仕事で覚えたり、税理士の勉強も良いかもしれません。
税金というのは、消費税・法人税・所得税など意外と範囲が広いのですが、一つ一つ理解レベルを高めていくことが大切です。
(出典:東洋経済オンラインより)
こちらの図がわかりやすいのですが、税金の理解もこの図のように4ステップあり、どこまで理解を深められ(高められ)ているかがポイントとなります。
第1ステップ「知っている」:研修などで勉強するのはもの凄く大切なのですが、それは知識として知っているレベルで実はまだ第1段階です。これだけですと実務で誤ってしまう可能性があります。
第2ステップ「やったことがある」:恐れずに実務でやってみなければいけません。人間は誰でも失敗するのですから、1回目は失敗しても良いのです。そして、経験として次に第3段階のうまくできるようになるわけです。
第3ステップ「できる」:二回目以降、全体像を理解することで進めていく道筋が見えて、スピーディーかつ正確にできるようなるわけです。
第4ステップ「おしえられる」:お客様や社内の人にその税金について、理論立てて教えられるようになれたら完璧です。
例えば、会社の消費税を計算するとしましょう。
第1ステップ「決算で納付する消費税は売上×10%-仕入×10% だと知識として知る。」⇒第2ステップ「初めてお客様の消費税を計算する(が遅く誤りがある)」⇒第3ステップ「2回目以降、前回より速く算出でき、誤りもない。」⇒第4ステップ「消費税計算の方法や結果をお客様や社内の人に教えられる。」
といった感じになります。
やはり各税金の内容について、「少なくとも第3ステップ」まで高めないといけないでしょうし、「できれば第4ステップ」までいきたいところです。
会計事務所内で税金について勉強、覚えるときはぜひ上記の段階を意識してほしいと思います。