レビュー『問題解決で面白いほど仕事がはかどる本』
- 内田
- 2020年11月27日
- 本
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『問題解決で面白いほど仕事がはかどる本』 あさ出版 横田尚哉
・問題を解決できない人(A)とできる人(B)の違い
ゴールについて⇒(A)正しい解を重視、(B)優れた解を重視
行動について⇒(A)調べて調べて調べる(B)考えて考えて考える
解決策⇒(A)消去法で追い込む(B)強化法で育て上げる
意識⇒(A)受け身で、客観的(B)自発的で、主観的
・今の状態を知るための「分析」
分析とは、モノやコトを細かく分け、要素や本質を明らかに解析して整理すること。
分解すると、対象の構図が見えてくるため、どこが改善点なのかを特定することが出来る。
モノを対象とすると要素構成図ができあがり、コトを対象とすると作業構成図ができる。
・問題解決のための「方法」
知識的技術を知る⇒経験型発想法(チェックリスト法)、分析型発想法(KJ法)、類比型発想法(NM法)
経験的技術を知る⇒勝手に発想(毎日何かのアイデアを発送する)、仲間と発想(仲間と発想を競い合う)、道草(いつもと違う行動をとる)
環境を整える⇒区切られた空間(会議室など五感を区切る)、まとまった時間(とぎれとぎれ発想より効果的)、記録できる環境(ホワイトボード等)、邪魔されない環境(電話もなしで)、批判されない環境
・チェックリスト法
過去のヒラメキを予めリスト化しておき、そのリストをアイデアの誘因として、順に試していくやり方。
基本的な質問は7つ「代用品はないか」「組み合わせられないか」「応用できないか」「修正できないか」「ほかの使い道はないか」「削減できないか」「逆にできないか」。
・NM法
いったん類比(アナロジー)の世界に入り、一見関連性のないものを発想の誘因にするやり方。
例えば商品陳列で顧客接点を増やすという問題解決を考えるとすると、「接点⇒カーナビ」というアナロジーを設定します。
そうすると、「カーナビは進む方向を示す」⇒「カートのナビを置こう」という問題解決に繋がります。
このアナロジーを設定するためには「既に自然界にあるものを想起」「対象を描写しながら想起」「対象そのものになった気持ちで想起」「非現実的な空想から想起」などの手段がある。