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レビュー『世界最高の話し方』

  • user 内田
  • time 2021年1月30日
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世界最高の話し方』 岡本純子 東洋経済

日本の国内では世界水準の「話し方のノウハウ」は普及していない。
本書は、ポストコロナのリモート時代をたくましく生きて抜くための「最強のサバイバルスキル」となります。

①話がうまい人の「もっと話したい!」と思わせる雑談・会話のルール
・海外のエグゼクティブと話すと会話の入り方がじつに巧みで、満面の笑みを浮かべ自然に家族のことなどプライベートの話で距離感を縮め、ラポール(お互いの心が通い合う)状態を作り出します。
・4つの質問「導入質問」「聞き返し質問」「フォローアップ質問」「ギアチェンジ質問」を使いこなし、「質問→聞く→質問→聞く→時々自分の話をする」というサイクルを回すと雑談マスター。

②やる気をかきたてるほめ方・叱り方のルール
・「ミカンほかん」(とめる、共カンめる、かん謝)の法則で相手をいい気分にさせる。
・ほめるときは「す・ぐ・き」(ぐほめる、体的にほめる、持ちを込めてほめる)が基本中の基本であり、「ほめる6:叱る1」が科学的に証明された世界の黄金比率。
・叱るときは4つの要素を盛り込み「1.叱るべき事実」「2.なぜそれがダメなのかの理由」「3.それについて自分はどう思うかという主観」「4.解決策を相手に提示させる」、一方的に考えを押し付ける説教・決めつけはやってはいけない。

③頭がいい人のシンプルクリアな説明のルール
・5つの方法(意外な例え、数字、ベネフィット、力のある言葉、?→!)で一言で心をときめかせる13字以外の一言にまとめる。
・「13文字」+「なぜなら」or「ポイントは3つあります」or「お悩み解消」を組み合わせれば説明の達人になれる。

④「ついていきたい」と思わせる人の共感される話し方のルール
・ロジカルに説明するスキルだけでは人の心は動かず、「いかに人々の心に寄り添い、動かす」ことができるかが大切。
「そう・だ・わ」(うだね、いじょうぶor大変だねorかるよ)を口癖にし、Before・After・教訓を入れた30秒で語れるストーリーを作る。

⑤できる人の超「エモロジカル」な人の説得のルール
・時間や場所、人など何でも絞り込むほど、映像が浮かびやすく説得力が増す。
・魔法の言葉(ex,ポイントは。これだけは聞いてくだ。)を使い、その後に間(ま)を入れると緊張感が生まれ関心を持たれる。

⑥聴衆を魅了する超一流のプレゼンのルール
・トヨタ-豊田章男社長の「人前でいいカッコしたいを捨てりゃラクだよ」というアドバイスの通り、「カッコつけるのをやめる」「バカになる」ことこそが、プレゼン上達の第一歩。
・声は大きさよりもメリハリスピード変化、キーワードはゆっくり)、そして低音(重厚感とオーラ)を磨くことが大切。
・プレゼンの冒頭は5パターン(ユーモア、サプライズ、ストーリー、質問、告白)で心をつかむ。
・アイコンタクトは観客一人ひとりと目線で会話をするキャッチボール型が正解で、プレゼン時間の7割以上をアイコンタクトに費やすべき。

⑦カリスマリーダーの魅せ方のルール
・リーダーシップを一気に高めたいと思うなら「と思います」「と考えています」の2つの言葉を減らす。
・これまであった印象深い2人-孫社長、永守会長、前澤友作さんは、気(エネルギー、情熱)を持っており、感情と熱気で魅せる。

※チャーチルの言葉
誠実でなければ人を動かすことはできない。
人を感動させるには、自分が心の底から感動しなければならない。
自分が涙を流さなければ、人の涙を誘うことはできない。
自分が信じなければ、人を信じさせることはできない。

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