政治ではなく、企業が世界を救う!Vol.1
- 太島
- 2009年7月22日
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あまりタイトル名がおおげさで、ホラ話かと思われるでしょうね。
最近読み終えた「未来をつくる資本主義」 著者スチュアート・L・ハート(英治出版)の
単行本の読後の感想と、私の過去、現在、将来に亘る関心を、何回かにわたってブログ
で書いてみたいと思います。
まず、2006年にノーベル平和賞を受賞した、バングラデッシュの ムハンマド・ユヌス教授
(チッタゴン大学経済学部)が、1976年にバングラデッシュの貧しい農民(特に女性対象)に
小口融資を開始した、グラミン銀行のマイクロクレジットの成功の話題から興味を持ち始め、
この本との関わりがでてきました。
現在世界は、地球温暖化(CO2)、地下資源枯渇とエネルギー不安、テロリズム、宗教・民族間
対立、貧困、人口爆発、水・食糧不足問題などなど、未来に対する不安に満ち満ちています。
日本国内では、格差社会の拡大・固定化、超高齢化社会に向って年金・医療の将来不安、
これに対する政治・行政の制度疲労・混乱、経済の低迷など、一向に改善の方向が見えず、
先行き不透明な状態が続いています。
昨年、アメリカ発、サブプライムローン問題から端を発し、リーマンブラザーズ破綻、GM、クライスラーの
破綻処理とつづく、一連の金融機関の混乱と信用不安は、世界の先進国経済に大打撃を与え、
かつ今も続いています。
ここで問いかけられたのが、マネー資本主義の暴走による、経営者・株主・金融政策当局者
のモラルの欠如と、新自由主義といわれた市場万能主義でした。
私たちは、資本主義の末路を、思わず想像してしまうような事態に遭遇しています。
前段が長くなって、主題になかなか進めません。
まず私の主眼は、人や人の住む自然環境が中心でなければ ならない社会です。
又生活を支える持続可能な経済の仕組みを構築し、そしてこれを担うのは企業です。
長くなりすぎると、苦情になりそうなので、この話の詳細は、次回のブログで書きたいと
思います。