Latest Posts
【TAPの仕事】雑談
私が大手監査法人(会計事務所)で学んだ一つに、お客様の取締役とお話するときに大切なのは本題に入る前の”雑談”だということがあります。
雑談は言うまでもなく、さまざまな内容のことを気楽に話すこと、とりとめのない話のことです。
私が20歳代のときにご訪問をしていたIT系の上場企業の取締役と監査法人のパートナー(役員)が決算の話をするために来た時に第一声で話したのは、
「堀江貴文さんの判決(2007年3月・懲役2年6カ月)出ましたね」
でした。
その時に世の中で話題になっていることなどを雑談として、本題に入る前に話す。
別の会計士の先輩からも言われました。
「取締役と話す前には、必ず雑談を入れるといいよ。」
これは取締役だけでなく、お客様と話す全てのときに大切なことです。
雑談を本題の前に入れる効果は主に3つ。
①相手の心と頭を柔らかくして、自己開示しやすい空気を作れる。(商談成功率アップ)
②相手とすぐに打ち解けて相手の警戒心を解くことができる。(壁を取り払える。人間関係を作れる。)
③相手のの思考は活性化し、そこから本題に移れば積極的な意見交換が期待できる。(建設的な意見形成)
私がよく使う雑談テーマについても挙げますと、
・気候や気温のこと(どんな場面でも使えるオールマイティ)
・相手の趣味や家族のこと(ゴルフ、バイク、釣り・・・)
・景気のこと(農業、飲食店、全体感)
などでしょうか。政治や宗教については挙げないこともポイントです。
相手の人の興味を持っていることを、相手の立場に立って考えることが大切ですね。
- 内田
- 2021年9月25日
- TAPの仕事
- 0
レビュー『脱東京』
『脱東京』本田直之 毎日新聞出版
大都市東京よりも、北海道などの地方都市の方が住みやすく、自分の人生を豊かに出来る。
弊社とお付き合いのある社会保険労務士さんも、住宅を北海道十勝に置き、仕事だけ東京という方もいらっしゃいます。
脱・東京 でどういったことが実現できるのか、著者が各地域を旅しローカルで暮らす人や企業を見ております。
・テクノロジーの進化
近年、ビジネスの第一線でバリバリ活躍していた人たちが、自分のライフスタイルを実現するために、東京から他の地域に移住し始めている。
インターネットをはじめテクノロジーが劇的に進化し、SNSにより個人の力が強くなり情報発信できるようになった。
そもそも、世界的に見て首都に一極集中しているのは東京とソウルくらいで、日本はたった150年で急速に一極集中が進んでしまったので、今になって揺り戻しが来ている。
・移住先を選ぶための18のクライテリア(判断基準)
東京からの移住の際は、自分にとって18の判断基準から、ライフスタイル・バリューの高い場所にするとよい。
1.自分のライフスタイルを実現できる2.物価が安い3.気候がいい4.受け入れてくれる土壌がある5.人がいい6.アクセルがいい7.インターネット環境がある8.自然がある9.コンパクトシティ10.歴史が守られている11.文化の魅力12.食がいい13.仕事をおこしやすい14.若者を登用している15.医療面の安心16.教育レベル17.治安がいい18.デザインを大切にしている
・脱東京のメリット
東京にいると、みんなが忙しくて人が多くてストレスが多く人間的でなく、脱東京でそういったストレスの伝染が減る。仕事がどうなるだろうか、という不安も最初はマイナスになるが、自分のブランドが強くなるので後々多くの人がプラスになってくる。そして、住宅費が減るため、可処分所得も増える。
・福岡-中矢さんのケース
中矢さんは23年間東京で暮らしてきて、40歳が近づき、一つの区切りとして福岡に移住することを決意しました。
ただ、そのきっかけは、東京にいることの不安からだったと言います。「本を読める時間を持てたり、自分自身を考える時間を持てたりできるようになりました。」彼は、福岡に移住したことで”人間らしい生活”を手に入れたのでしょう。東京でもそれは可能かもしれませんが、彼が言っていたように、まわりに流されてしまいます。
・島根-三浦さんのケース
三浦さんは東京と島根を行き来する生活をしており、その分興味を持ってくる人がたくさんいます。「今、東京にいる人で、島根出身の人で不安に思っているのは、島根に行きっぱなしになることなんです。だから僕が東京と島根を行き来する生活をしていると興味を持ってくれます。」二つの拠点を行き来することでどちらの人間にとっても魅力的になれるわけです。
- 内田
- 2021年9月18日
- 本
- 0
【TAPの仕事】FP的な業務と資格
- 内田
- 2021年9月11日
- TAPの仕事
- 0
レビュー『うまくいっている人の考え方』
『うまくいっている人の考え方 <発展編>』 ディスカヴァー・トゥエンティワン ジェリー・ミンチントン
アメリカの著述家 ジェリー・ミンチントンさんが、長年の経営の経験から研究した自尊心を大切にすることを記した著作。
・前向きに考える
過去の条件づけに関係なく、物事はできるだけポジティブに解釈するほうが得だ。いくつかの提案をしよう。
「やる気が出るようなことが書かれた本を読む。」「ポジティブな人と付き合い、ネガティブな人を避ける。」「自尊心を高めて、自分がもっと幸せになっていいと認識する。」「改善しようとする場合を除き、人生のネガティブな側面について考えない。」
・ものおじせずに質問する
学校の授業や会社の研修などで、多くの人は無知だと思われるのを恐れて質問しようとしない。
しかし、わからないときに謙虚な姿勢で質問をすると、どういうことが起こるだろうか、社会人なら仕事の技能が向上し、さらにほとんどの人と幸せな人間関係を築くことも可能になる。
そう考えれば、質問しない方がむしろ愚かだと思えてくるはずだ。
・仕事に打ち込む
仕事で成功する秘訣は何だろうか?最も重要なのは次の三つだ。
「仕事に打ち込む」「仕事に必要な技能の一つに習熟し、それができたら、さらにむずかしい技能に挑戦する」「仕事のあらゆる面をできるかぎりうまくおこなう」
もしあなたが以上のことをするなら、次の中の少なくとも一つが起こるだろう。
「仕事が楽しくなる」「より高い給料がもらえる責任のある地位に昇進する」「自分で事業を起こして経営者として成功する」
どんな仕事であれ、いい仕事をすれば満足感を得ることができる。
・人生は不公平だと考えない
あなたは今まで何回くらい「人生は不公平だ」とぼやいてきただろうか?
どうすれば人生はより公平になるだろうか?それには、よりよい未来を切り開くために努力することだ。
よく注意すれば「公平」と「不公平」の境界線は思っていたほど明確でないことに気づくはずだ。
公平とは普遍的な法則ではなく、自分がつくり出した概念であることに気づこう。
不公平についていくら考えたところで、あなた自身がポジティブな変化を起こさないかぎり、何も改善されない。
・些細な問題にとらわれない
些細な問題とは何か?それは自分専用の駐車スペースに他の車が停まっているような、本当は問題でないことを発見したら消えるような問題のことだ。
些細な問題は、非現実的な期待の表れである。それは心の中だけに存在するから、心の持ち方を変えることが唯一の解決策だ。
些細な問題を人生から排除する方法は二つある。
「自分の望みどおりに他人は振る舞ってくれないという事実を受け入れる」
「自分に危害が及ばないかぎり、他の人をあるがままに受け入れ、変えようとしない」
- 内田
- 2021年9月4日
- 本
- 0
男性の子育て目的の休暇取得促進
- 内田
- 2021年8月28日
- TAPの仕事
- 1
【TAPの仕事】情報収集-地元新聞など
お客様の経営者の方は概ね皆さん地元新聞を読んでいらっしゃいますので、紙でも電子でも良いので読んでおくと仕事に役立つなと感じます。
また、新聞の「おくやみ欄」にお客様の名前が載っている場合には、配慮のうえお香典やお花をお贈りすることが多いのです。
例えば北海道全体には、「北海道新聞」という新聞がありまして、北海道経済についての記事も数多く載っております。
北海道十勝の場合は、「十勝毎日新聞」という新聞がありまして、一面に地元経済記事や畑作農作物の育ち具合も掲載されることが多いです。
例えば、上の 十勝毎日新聞の記事は一面に黄金色で「小麦」が育って収穫がはじまる、ということを載せております。
このあたりは農家のお客様とお話をする際にはよく話題に出まして、逆に小麦の収穫がはじまりますと会計のご訪問もほぼできなくなります。
求人欄にお客様が広告を出していたり、お客様自身の記事が載っていることもありますので、少しでも目を通していきたいと考えています。
- 内田
- 2021年8月21日
- TAPの仕事
- 0
レビュー『リーダーの心得』
『松下幸之助 特別講和 リーダーの心得』PHP 松下幸之助
松下幸之助氏は、早くから〝企業は人なり”という信念のもと、企業人としてはもちろんのこと、社会人としても立派に通用する人材を育て、かつ、活かすことに腐心し続けました。
・方針や目標を示す
会社の社員が、今、会社は、社長はどういうことを考えているんだろうか、どういうイメージを持っているかということを、社員は知りたいだろうし、そういうものを社員絶えず知らさないといかん。それを知らせないと、どうしても力が入らない、なにげに働いているというようになる。
・率先垂範する( 人より先に立って物事を行い、模範となる)
私の考えでは、経営者という者は、非常時の場合は率先垂範しないといかんと思いますね、やっぱり。平時にあっては、一番後方で采配を振っていたらいいわけですな。
・部下の提案を喜ぶ
みんながわが事のように、考えを述べる。それが取り入れられる。取り入れられない場合でも、提案をしたということを称賛される。それは今、無理であることがたくさんあるが、提案したことがいかに尊いことかをその人に植えつけないといけない。上に立つ者が部下の提案を喜ぶという雰囲気をつくり出さなければなりません。
・六十パーセントの可能性があれば
この人に何か仕事を、という時にこの人やったらちょっとまあ六十パーセントぐらいいけそうやな、と思うたらもうそれを適任者として決めてしまうんです、もうきみ大いにそれやってくれ、きみ十分いけるよ、というように感じるわけですね。そうするとたいていうまくいくんですな、早く言うとね。「任せて任せず」どんな場合でも、最後の責任は自分のところあると自覚して、頭の中で気になっている、脱線しないように介添えする。
・人間の機微に通じる
なんというても、人間というものは気分の問題である。非常にまあ人間の心というものほど妙なもんはないと思うんです、それだけ変化性が多いんですね。人の指導者に立つ人は、その職場の雰囲気というものを明るくするにはどうしたらいいかと。大部分は人間関係である、やはり言葉のもっていき方である。
・言うべきことを言う
やはり皆さんは部下をもっとんのやから、部下に対しても言うべきことを言い、導くべきことを導いて、褒めるべきは褒め、やっぱり人事を尽くすという誠意をもってもらわないといかんですね。言うたら文句言うからうるさい、というようなことでは、私はやはり具合が悪い。それをやらないから、むしろ部下が頼りながっている感じになる。
・困難が人を育てる
少々遅れても大きな問題やないという場合には、「それは君らで考えたまえ。」と言う持って行き方も、私はやはり養成する過程において、必要やないかと思うんですね。私は手段としてそういうことは用いなかったですけども、いくつも仕事を持っていましたし非常に忙しいから、その必要上「きみらで考えたまえ」というようなことが相当、私はあったと思うんです。
- 内田
- 2021年8月14日
- 本
- 0