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ノーサイドゲーム
経営者はラグビーが好きな人が多い、と聞いたことがありますが、昨年のラグビーワールドカップを見て確かに面白いなと感じました。
今年2020年のお正月に大泉洋さんが主演していたラグビードラマ『ノーサイドゲーム』が一斉放送していたの観てみました。
企業経営のなかのM&Aや組織論についてのお話があり、登場人物たちの言葉が心に響きます。
第2話・柴門琢磨(大谷亮平)
「15人の選手をどう活かすか。控え選手も合わせれば、攻撃パターンの組み合わせは何万通りもある。それぞれの特性をうまく活かせば15が100になるし、噛み合わなければ0になる。それが戦略ってやつだ。そこがラグビーの面白いところなんだよ。それを考えるのが俺の仕事だ。」
⇒長所進展、仕事もそうですが、それぞれの良い所が活かせれば大きな力を発揮できるわけです。
第3話・君嶋隼人(大泉洋)
「練習に励んでくれ。そしてボランティアも頼む。やる意味はある。だから君たちに頼んでるんだ。私は君たちにもっと大勢の前で試合をしてほしい。そのためにはこの地元の人たちに、そして日本中の人たちにアストロズのことを認知してもらう必要がある。」
⇒企業やスポーツ選手のボランティアの大切さを思い知らされます。企業も地域の皆さんにも愛されて組織の存在価値が増します。
第7話・浜畑譲(廣瀬俊朗)
「里村が辞めてしまうのは俺も悔しい。自分たちを選んでほしかったわ。けどな ここまで一緒に戦ってきた仲間が今度は世界で戦おうとしてるんや。それは 俺らアストロズの誇りやないか、俺ら家族の誇りやないか。」
⇒チームを辞める里村が世界に挑戦しようとすることに対して、ラグビー界や自分たちにとって誇りであって、応援すると言える姿は素晴らしいですね。
- 内田
- 2020年2月8日
- 趣味・雑感
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ダイバーシティ経営と女性会計士の活躍
公認会計士が購読している『会計・監査ジャーナル』に題名のような記事があり興味を持って読んでみました。
ダイバーシティ経営とは「多様な人材を生かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営」のことです。
ここでいう多様性は、性別、年齢、人種、障害の有無、性的志向、宗教信条、などの多様性だけでなくキャリアや経験働き方も含まれます。
記事には多様な人材からなるチームは同質的なチームより、複雑な作業をよりよくこなし、企業業績もよくなる研究結果が書かれております。
日本の研究調査でも管理職の女性割合が増えると、企業の生産・利益効率が上昇することを明らかにしたものもあるようです。(山口一男2011経済産業研究所)
女性会計士のさらなる活躍のための記述も書かれておりました。
まず、一般に創造的な活動を行う際に、男性はリスクを恐れない傾向にあるが、女性は現実的解決を重視しリスクを回避する傾向にあるといわれている。
イノベーションを推進するためには、人材の多様性、すなわち男性のリスク専好的態度と女性の市長適応能力のバランスや補完関係が必要と書かれている。(Millward and Freeman2002)
世界のリーダーを対象とした研究では、女性はリーダーが兼ね備えるべき16の資質のうち12の指標で男性に勝っていたと明らかにされ、とりわけナーチャリング(関係性の構築、他者を教育する能力)、イニシアティブ、自己啓発、誠実性、努力の指標が優れているという結果が出ているそうです。(Folkman2012)
このような研究が行われている一方で、世界でも日本でも組織の幹部割合が男性の方が高いなど、まだまだな組織実態があるわけです。
この記事には組織コミットメント(組織やチームに対する愛着や一体感)が高い場合、他人と違う考えや行動への寛容がある場合、女性が活躍できるような組織風土が整備されれば、ダイバーシティ経営による価値創造効果が送信され、女性会計士の更なる活躍に道が開けるとも書かれてあります。
- 内田
- 2020年2月1日
- 税務・会計・経営
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ファーウェイと米中5G戦争 ②
前回に引き続き、講談社の近藤大介さんの著書についてのお話です。
(書籍も購入させていただきました。)
アメリカのトランプ大統領が激しく非難しているという点では知っておりましたが、
実際にはとんでもなく凄い会社がファーウェイということがこの書籍からもわかりました。
ファーウェイは、「1+8システム」というものが強みであり、スマートフォン全てのが中心になり、
子会社ハイシリコンが7つのコアチップを作りGoogleを超えていく目論見。
国際特許は2018年で5000件で二位の三菱電機800件をはるかに超えるような、アイデアにより工夫する力。
ファーウェイホテルはAIが接客をしております。
一流大学の大学院生だけを採用して、24歳くらいで初任給年俸が3000万円。株式配当も年間1,000万円以上。
灰色のサイとブラックスワンという2つのリスクを絶えず考えて会社前に置いていることも印象的でした。
ファーウェイのおかげで今の都市部–中国では三つの「カ(カネ、カギ、カミ。)」なくなったそうです。
お財布も売っていない。雑誌や新聞は学校(全国10000校)や役所でも無くなってきた。
米中対立は四段階にて、貿易(2018.3〜)、技術(2018.4〜)、金融(2019.8〜)、軍事(2020?)。
これからはアメリカを選ぶか中国を選ぶかという世界になってくるということがよくわかりました。
- 内田
- 2020年1月25日
- 本
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ファーウェイと米中5G戦争 ①
講談社の近藤大介さんという方に北海道十勝に来ていただき、講演をしていただきました。
2019年11月から中国でファーウェイが5G携帯を販売しているが、日本でもオリンピック前の2020年4月から販売予定となっております。
5Gの時代は4つのことが大きく変わります。
①大容量
②超高速
③ブレがない
お医者さんが過疎地域で診察や手術ができる
④多接続
一人接続→百接続。スポーツなどで100箇所から見ることができるようになる。
このうち④の百接続により、2023年から物のインターネット=IOTが始まる予定と言われております。
例えば、家に帰れば鍵がなく顔認証で中国のようにドアが開いたりするようになるわけです。
これにより生活だけでなく社会が変わっていきます。
これらの中心が中国のファーウェイでありまして、これまでは全てが欧米だったことが様変わりしていきます。
ファーウェイは2011年に中国ではじめて経団連に入った企業でした。
そのきっかけは東日本大震災で中国から来て500の基地局を作ったことと言われております。
社員数は194,000人、今年の売上13兆円を超えそうな勢い。
世界最大の通信会社であり、世界の三割の基地局を持ち、5Gの時代では基地局を半分を制したい。
アリババの決済システムを担う会社です。
(続きはその②へ)
- 内田
- 2020年1月18日
- 趣味・雑感
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事務所研修会
昨年11月22日に2019年のTAP三拠点合同の研修会を行いまし
東京から株式会社テルメイク様とみやびカンパニー様の講師お二人
Society5.0と言われ社会的な大きな変化がある世の中で
夜の懇親会(忘年会)も30人近くの人数で楽しくできまして鋭気
- 内田
- 2020年1月8日
- 趣味・雑感
- 0
レビュー『夢をかなえるゾウ2』
『夢をかなえるゾウ2』 水野 敬也 飛鳥新社
昔、よくよく読んだ「夢をかなえるゾウ」の続編を今ごろ、という感じですが読んでみました。
思い起こせば「夢をかなえるゾウ」を読んで5年以上前の下記ブログにも書きましたが、
イチローを基にした「靴をみがく」などの良い習慣を身につけられたように思います。
https://zeirishitap.com/2014/06/08/
今回読んだ『夢をかなえるゾウ2』の印象に残った内容を書いてみます。
P89「自分、ワシと最初に会うたとき言うてたやろ。『僕には才能がない』て。せやったら、それを一番の強みにせえ。自分で才能がないて思うんやったらお客の意見聞いて、直して直して直しまくるんや。」
人の意見を聞いて、すぐに直すことは大事なのですが、なかなかできないことです。
素直さを持って生活をしていけば歯車も合ってくるでしょう。
P136「やっぱり人間ちゅうのは追い込まれると思いもよらん力を発揮するもんやなぁ。」
仕事でもそうですが締め切りを作るという事をしていきたいところです。
いつまでに完成させる、というのが無いといつまでもダラダラと進めてしまうものです。
P157「なぜ職を失うことが苦しいのか。それは『自分だけが苦しんでいる』と考えるからだ。しかし周りを見てみなさい。多くの人が職を失って苦しんでいる。苦しみを持たない人間はいない。そのことを決して忘れてはいけないよ。」
人生には良い事もあれば悪いことも起きるのであって、悪い時に全てを投げ捨てるだけでは成長もできません。
つらいときに、自分と同じ境遇、もっとつらい境遇にいる人を想像すると乗り切れる希望も出てきます。
P209「自分が困っているときに人を助けてあげられる人は、『困っている』感情から抜け出すことができます。そして、そのとき人は―大きく変わります。」
人はえてして自分が困ると視野が狭くなってまわりを助けることができなくなるものです。
自分が困っているときに、困っている人を助けることが、自分自身の道も開きます。
- 内田
- 2020年1月4日
- 本
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御礼(2019年12月28日)
2019年も皆様方には大変お世話になりまして、誠にありがとうございました。
来年2020年もどうぞよろしくお願い致します。
本日は早いもので2019年12月28日、あと3日で2019年が終わってしまいます。
2019年4月30日で平成が終わり、令和がはじまったときは何となくの不安がありましたが、
事務所内の会計ソフトがすぐに更新できず、少し焦ったことを思い出します。
9月から10月にかけての「消費税率10%と軽減税率」はやはり大きな変化で、
いまだに軽減税率の会計仕訳入力には戸惑いがあります。
例えば肉牛肥育農家さんは「枝肉8%内蔵8%原皮10%運賃手数料10%」となり仕訳数が
増えている点で、何とか効率化できないかと苦心しております。
来年2020年は日本でオリンピックがあり、北海道札幌でもマラソン競歩が行われ、
日本全体、北海道も盛り上がることでしょう。
「じゃあ、オリンピック後の経済はどうなるの」と複数人のお客様に聞かれますが
何かしらの変化がある可能性があり、仮に環境が厳しい方向に行っても自分たちが
それに耐えられる準備をしておかなければいけません。
私たちも微力ながらそのお手伝いをできればと思いますし、地域経済が地域生活の土台を作るわけですから
国・都道府県・市町村 行政の経済施策にも留意して動いていきましょう。
2020年は「子年(ねどし)」ということで、私のイメージとしては12支の一番最初ですから、
「循環が終わり新しい時代がはじまる」という印象を持っております。
令和という新しい時代、子年という新しい12支、かつてない新しい変化を越えていきたいものです。
- 内田
- 2019年12月28日
- ご挨拶
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