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1番牧草の季節です
今年の北海道十勝は5月~6月が寒かったり、雨が降ったりと農家さんにとって
あまり良くない気候です。
そのような中で、本日は6月半ばの久しぶりに晴れた日ということで、
農家さんが一気に1番牧草を収穫してロールにしていらっしゃいました。
写真の手前はロールにした牧草、奥に小さく見えるのがひたすらロールを作る
ロールベーラーですね。
「モア」で刈り取った牧草を「テッダー」で乾燥させ「レーキ」で集めた後に
ベーラーでロールにしていきます。
粗飼料として代表的な牧草はトウモロコシ・マメなどの濃厚飼料ほどエネルギーはないですが、
人間でいうところの白いご飯のような主食で牛の胃の消化機能を良くする大切な飼料です。
年に2、3回収穫される牧草のうち、最初の1番牧草は栄養価が最も高く、
牧草サイレージなどにして牛に与えられます。
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内田
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2018年6月24日
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北海道・十勝・札幌
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レビュー『スーパーナチュラル』
弊社事務所Kさんが大好きだという海外ドラマ『スーパーナチュラル』。
おすすめということで私も見てみました。
あらすじとしては、ディーンとサムのというウィンチェスター兄弟がアメリカ各地を旅しながら、
悪霊・怪物・悪魔などの超常的な存在を狩るといった内容のホラーサスペンスドラマです。
なかなか他のドラマには無いストーリーと世界観で、観ていると自然と引き込まれます。
ホラー好きの方にはたまらない展開だと思います。
悪魔たちは基本的に人間の姿をしておりまして人間社会に不思議と溶け込んでいます。
この悪魔たちがなぜか憎めないキャラで面白いのです。
ちなみにこちらのドラマのDVDは本別事務所の二階に置いてありまして、
自由に視聴可能となっております!
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内田
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2018年6月18日
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趣味・雑感
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にくめん
牛にかかわる税金計算をするときに「肉免(にくめん)」という言葉をよく聞きます。
「肉用牛売却所得の免税特例」を略して肉免と言ったりしますが、肉用牛の売却で出た利益には課税しないという制度です。
概要で分かりやすいページはこちらかと思い、
http://www.chikusankyokai.or.jp/beef-cattle/tax-free/
一頭当たりでマイナスが出たらそれはプラスと相殺しないといけないという内容がこちらです。http://www.jlda.or.jp/image/pdf/nogyokeisan.pdf
基本的に一頭当たりで計算をしないといけませんので、期中から一頭当たりの管理をExcel等で集計しておきます。
Nosaiさんなどで年に一回在庫牛の集計をしますのでそれを頂いて仕入金額を入れてから原価計算をする時もあります。
所得税の場合は税務署の方でも簡易的に売上按分で一括で対象肉用牛売却所得を計算する時もあります。
このような制度があるのも肉用牛畜産業が経営的に大変だからこそでしょうし、仕入金額が高止まりしている
現状ではこれからも残っていく制度ではないかと考えられます。
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内田
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2018年6月10日
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税務・会計・経営
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在職老齢年金
よく在職老齢年金について聞かれることがあります。
在職老齢年金とは
「年金を受けられる人が60歳以降も働き給与が一定金額を超えると、厚生年金の一部または全額が支給停止される。」
という制度です。
今現在の計算式は
(基本月額+総報酬月額相当額 ― 46万円) ÷ 2
という金額が停止されます。
※基本月額とは:厚生年金額を12で割った数
※総報酬月額相当額とは:標準報酬月額+1年間の賞与÷12
一番望ましいのは給与を受け取る方の年金が減らずに、さらに、
会社にとっても良い形になることと考えられます。
いくつかパターンを決めてご説明させて頂きまして、
給与をもらう人に年金事務所にて手続きをしてもらうことになります。
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内田
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2018年6月2日
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税務・会計・経営
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農業法人の5割が減収
日本農業新聞の2018年5月の記事からです。
“法人組織5割が減収 供給力落ち込み悪化“(日本農業新聞2018年5月2日)
全国的に減収の割合が前年度から20ポイント以上増えた。
天候不順や人手不足により農畜産物の供給量が落ち込み、
安定経営に向けて生産費を補う所得補償や後継者対策などの
政策拡充への要望が高くなっている。
米以外では、作業が重労働の野菜や果実、酪農、牛肉で高齢化などで
農業基盤の弱体化に歯止めがかからず、供給力が落ちている。
この記事は全国的な動向を表しており北海道は少し違うでしょうが、
人手不足と高齢化は影響が大きくなっていくでしょうから注視をしないといけませんね。
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内田
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2018年5月26日
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税務・会計・経営
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JA浜中町の事例
北海道の東の方に「浜中町(はまなかちょう)」という町があり、
こちらのJA(農協)浜中町さんの事例は参考になります。
酪農業が盛んでこちらの地域で搾乳された牛乳の質は高く、
あのハーゲンダッツさんのアイスにも使われているほどです。
またも日本農業新聞からの記事です。
“組合員の2割超新規 手厚い研修・牧場リース“(日本農業新聞より)
町の農協組合員の2割超が新規就農者とはなかなか信じがたいことです。
・全国に先駆けJAと町とで立ち上げた「就農者研修牧場」で数年間働き営農のノウハウを学べる。
・夫婦での研修参加が原則で住宅も無料で利用できる。
・月25万円の給料をもらいながら、常時4組が研修している。
・就農時にはJAが買い取った離農した牧場や草地を5年間リースする(半額が町助成)ことで初期投資を軽減する。
JA浜中町管内の乳飼比(乳売上と飼料費の比率)は北海道平均より低い28%と安定経営がされています。
北海道でも農家数が減っている中で先進的な良い事例と思います。
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内田
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2018年5月20日
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北海道・十勝・札幌
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最近の畜産事情
十勝毎日新聞の記事より。
北海道十勝の畜産経営では飼育戸数は前年比で減る一方で、頭数は増えています。
ホクレン十勝地区市場も黒毛子牛の取引数が全国一となったようです。
〇乳用牛
・ホルスタインメスの乳牛はやはり搾乳の業務というのは毎日おこなう大変
な作業を伴うので後継者不足と共に農家戸数は減っています。(35戸が搾乳中止。)
・飼育総頭数は2%も増加して226,058頭、そのうち100,921頭が育成牛。
・個人経営が35戸減の1,120戸、法人経営は12戸増の206戸。
〇肉用牛
・全体の農家戸数は3.2%減の580戸。
・黒毛和牛の頭数は17%増の42,142頭、ホルスタインは1.8%減の94,277頭、
F1等は3.6%の79,404頭となった。
〇飼料畑
・飼料用トウモロコシ作付面積は5%増の23,639ha。
・酪農家1戸当たりの平均飼料畑面積は3.6%増の52.5ha。
〇馬・豚
・馬の飼育戸数は4戸減の156戸。(輓馬系は99戸)
・馬の全体の頭数は11.4%減の674頭。
・豚の飼育戸数は前年と同じ26戸。
・繁殖豚は87.8%増の13,088頭、肥育豚は4.6%増の57,531頭。
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内田
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2018年5月13日
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税務・会計・経営
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