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複式簿記の歴史
会計・決算の仕事をさせて頂いていると思うのがこの技術を発明した文明の偉大さです。
より具体的には貸借貸借表の作成を可能にした複式簿記の発明・発展が素晴らしいといえます。
複式簿記の起源はローマかアラビアかと言われていますが、
15世紀ごろ:イタリアにて商人たちが本格的に使い理論が体系化。
17世紀ごろ:オランダで期間損益計算の概念が発展。
19世紀ごろ:イギリスで発生主義の概念が入り現代化。
19世紀個ごろ:福沢諭吉が「帳合之法(ちょうあいのほう)」を日本に紹介。
という流れで日本に入り広がっていったそうです。
複式簿記の歴史を見ていくと、ドイツの大作家ゲーテの言葉がとても印象的です。
「複式簿記が商人にあたえてくれる利益は計り知れないほどだ。人間の精神が産んだ最高の発明の一つだ。」
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内田
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2016年12月10日
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税務・会計・経営
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コロンブス記事
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内田
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2016年12月3日
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メディア情報
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マラソン大会
(2016年)10月に2つのマラソン大会に出ました。
一つは北見ハーフマラソン。
ハーフマラソンと言いながら参加したのは10km。
とてつもない向かい風の強さで、足を動かしても前に進まない箇所もありました。
10月後半には帯広でのフードバレーマラソンに参加しました。
こちらはハーフマラソン約21kmに参加。
風邪も引いていて以前に比べて記録も悪くなりましたが、完走できたことが何より。
出来れば来年も出たいなと思います。
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内田
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2016年11月26日
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趣味・雑感
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財界さっぽろ平成28年12月号
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内田
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2016年11月19日
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メディア情報
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決算書からの経営分析(4つの観点)
企業の「通信簿」「健康診断」と言われる「決算書」からは、経営が良いか悪いかの経営分析ができます。
決算書からの経営分析は主に4つの観点で見るとよくわかります。
①会社の収益性を知る ➡ 売上高営業利益率
売上高に占める営業利益の割合で、会社が本業で儲ける力を表す指標です。いくら売上が増加しても、営業利益が増加しなければ良い経営とはいえません。この比率が高いほど、会社の稼ぐ力が高いと判断できます。
売上高営業利益率=営業利益【 】÷ 売上高【 】×100≒【 】%
②会社の効率性を知る ➡ 総資本回転率
総資本(負債+自己資本=総資産)が売上という形で、何回1年間で回収されたかを表す指標です。少ない資産で売上を増加させることが目標であり、この数字が大きいほど効率的な経営が行われていると判断できます。
総資本回転率=売上高【 】÷ 総資産【 】≒【 】回
③会社の安全性を知る ➡ 自己資本比率
自己資本の総資産に対する割合であり、会社の財務体質が安定しているかどうかを表す指標として、銀行の融資審査などで頻繁に使われます。この比率が高いほど会社の財務の安全性は高いと判断できます。
自己資本比率 = 純資産(自己資本)【 】 ÷ 総資産【 】
×100≒【 】%
④会社の借入余力を知る ➡ 借入金月商倍率
有利子負債(短期借入金、長期借入金、社債)が1カ月の売上高の何倍あるかを表し、借入する余力があるかを示す指標として、銀行の融資審査などで使われます。この倍率が低いほど会社の借入する余力が高いと判断できます。
借入金月商倍率=(長・短期借入金+社債)÷(売上高×12)≒【 】倍
そしてこの自社の4つの指標を他社平均と比べることがポイントです。
まだ経営分析をしたことが無い企業はこのような分析でもやってみると面白いかもしれません。
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内田
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2016年11月12日
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税務・会計・経営
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発生主義って何なの?
会計や決算について初めて勉強すると「発生主義」という言葉と考え方につまづきがちです。
私も最初に勉強した時に「何だこれは」「なるほどね」という感想でした。
「お金が出ていかなくても費用が出て利益がマイナスになる?」
「大きな資産を買っても少しずつしか費用が出てこない?」
など日常生活の感覚とはちがう考え方に違和感も出てきます。
発生主義とは:現金の収入や支出に関係なく、経済的事象の発生または変化に基きその時点で収益または費用を計上する会計原則
何のこっちゃという感じですが、要はお金でなくて経済的な価値の増加を利益と考えようということですね。
例えば、お金を払うのが半年後でも、現時点で消耗品を買って使えば、現時点でモノの価値は減っているしお金を払う事も決まっているので、今時点で費用を認識します。
例えば、大きな社屋を建ててすぐ何億円と払ったとしても、社屋のモノの価値は残っているし、その価値は何十年も掛けて下がっていくのだから、毎年少しずつ費用を認識(減価償却)します。(下図)
この辺りが初めて会計を勉強する人や起業する人にとって取っ付きにくい所です。
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内田
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2016年11月5日
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税務・会計・経営
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外部借入はただ少なければよいのか
「借入金なんて絶対したくない」という人はたくさんいるでしょうし、それも一つの考え方ですが、世の中の多くの会社が外部借入をしているのもまた事実です。
顧問先様でも無借金経営をされている会社様もいらっしゃって本当に素晴らしいなと感じます。
決算書の貸借対照表を見てみると、会計学的には「負債=資金調達」「資産=資産運用」と言われます。
大型設備が必要な業種でしたら、会社設立時に株主資本だけで大型投資をするのは難しいものです。
貸借対照表の考え方として、負債で調達したお金をもとに投資して増やしていくことが基本的な流れだと話される社長さんもいらっしゃいます。
「負債>資産(債務超過)」になってしまうと良くないですが、成長を加速させる意味では適度な他人資本(負債)を使う事も一つの手なのかもしれません。
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内田
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2016年10月29日
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税務・会計・経営
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