Latest Posts
会計税務実務で使いやすい書籍
私自身のお話で恐縮ですが、15年ほど前に公認会計士試験に合格して監査法人に入ったとき、
多少の勉強はしたけれども当然に会計税務実務は知らない状況で二冊の本を繰り返し読みました。
1つ目は会計の本で『会計処理ガイドブック(清陽監査法人)』です。
監査法人にて先輩におすすめされて購入して、それ以来何かわからない勘定科目があるたびに繰り返し読み込みました。
監査法人さんが書かれている本ですので、大きな会社にも対応でき簿記の勉強にも役立つ内容だと思います。
2つ目は税務の本で『税務インデックス(税務研究会)』という本で、1cmくらい薄さの中に
ほぼすべての税務情報が入っている点が魅力です。
顧問先のお客様の所にご訪問中に税務で分からないことがあっても、携帯して開ければ強みです。
会計事務所の仕事というのは会計だけ知っている、税務だけ知っている、のどちらかでは通用しませんので、
上のような会計の本、税務の本、それぞれにこれだという本を見つけて繰り返し読んでいくのが大切な気がします。
-
内田
-
2018年11月4日
-
本
-
0
レビュー『ルポ 地域再生』
『ルポ 地域再生 なぜヨーロッパのまちは元気なのか?』 志子田徹 イースト新書
北海道新聞の記者–志子田徹さんの講演を聴き、同時に著作も読ませて頂きました。
志子田さんがイギリスに特派員として三年間いた時にヨーロッパ各地を取材した時の内容で、地方が疲弊する日本に活かせる内容と感じました。
ヨーロッパでは地方のちいさな町でも満足しながら暮らしているそうで、町自体が元気に見えたそうです。
特に印象に残ったのは、イタリアの地方の例。
トスカーナ地方はもともと過疎化に悩んでいたそうです。
そこから住んでいる「ひと」が農家民泊や名産ワインの品質向上に力を注ぎ、今では世界中の人を惹きつける観光地になりました。
イタリアラッジョーロという町の例も印象的です。故郷を何としても守りたかった税理士さんが空き家を六軒買い、外の人に田舎暮らしを経験してもらい、集落が明るくなり移住者や観光客も増えたそうです。
北海道も十勝も真似られるところがあると思える内容でした。
-
内田
-
2018年10月6日
-
本
-
0
レビュー『仕事が速い人になるコツ』
『仕事が速い人になるコツ―残業もミスもなくなる!』 Gakken 仕事の教科書編集部
コンビニで置いてあったので読んでみました。
・心のブレーキをはずせば先延ばししなくなる(古川武士氏)
先延ばし、すなわちめんどうくさい、つらい、自信がないなど心理的な背景は様々
だが、いずれにせよ、着手が遅れれば、仕上がりも遅くなる。
ブレーキをはずすためには、心理的な負荷を下げる必要があります。
・仕事を滞らせる思考と行動パターンを捨てる(俣野成敏氏)
苦手な作業にこだわらず可能な限り外注して時間短縮する。
無難な目標を設定せず自分が成長するための目標を意識する
・デスクを整理して作業効率アップ(小松易氏)
デスクが汚いと、頭の中で優先順位が見極められず思考が乱れ忙しく余裕がなくなる。
片付けマスターになるためには①外に出し(1か所に集め見渡す)②分けて(モノの要と
不要を判別する)③減らし(捨てるかほしい人に渡し)④しまう(必要なものをしまう)
・時間予算で自分がやる時間は全体の30%と考える(佐々木常夫氏)
早寝早起き朝ごはんで午前中で1日の仕事の半分をこなす。
現場主義で完璧を目指さず仕事はその場で片づける。
自分から定期的に報告する習慣をつけて上司やお客様から追いかけられない。
・相手に信頼されるためのスキルが上がる話し方の極意(小宮一慶氏)
初級:メモをとりながら積極的に聞いて心理バリアを下げる
中級:相手が興味のある話をする
上級:相手が知らない情報を提供する
-
内田
-
2018年7月7日
-
本
-
0
レビュー『問題解決の授業』
『問題解決の授業』渡辺陽介 ダイヤモンド社
自分のことだってそうですし、お客様のためにも問題解決が得意になれればよいですよね。
いちばん売れている問題解決の本という事で読んでみました。
・問題解決とは「現状を正確に理解して」「問題の原因を見極め」「効果的な打ち手まで考え抜き」「実行する」こと。
たとえば数学の成績が下がってきたとします。
この場合も「勉強時間を長くしよう」「部活をやめなきゃ」など思いつきで動くのではなく、「なぜ解けないのか」
という所を徹底的に分析します。
・問題解決をするときは「分解の木」が役立ちます。
原因や打ち手のためのアイデアを幅広く洗い出して、どんな問題でもひとつひとつ分解していけば、最終的には意外な
アイデアも浮かぶようになるのです。
・いったん冷静になって「問題のもと」が何なのかを考えてみましょう。
問題の本質がつかめれば必ず壁を打ち破る方法も考えだせるはずです。
そもそもなぜなのか、原因の仮説を考えてみて、情報を集めてみて、分析して最適の打ち手を決定します。
・「はい、いいえの木」「課題分析シート」
原因、打ち手を考えるときに「はい、いいえの木」を使って質問形式で明確にしていくことが効果的です。
目的を決めてから問題解決に取り組むことが大切で、「課題分析シート」により問題解決の確立が上がります。
・意思決定に役立つ「よい点、悪い点リスト」「評価軸×評価リスト」
この2つのリストによって思いつきでなく、質の高い意思決定ができるようになります。
実際に紙にして忘れそうなことを覚えておくことができ、冷静な目で比較ができます。
あとは実行するだけという段階までいてもその実行が大切。
問題解決能力を身に付ければ、より主体的に生きることができます。多面的に物事を見る力、本質を見極める力、
打ち手を具体的な行動に落とし込む力を鍛えることができるからです。
-
内田
-
2018年2月10日
-
本
-
0
業界地図
毎年9月くらいに『業界地図』という冊子が発売されます。
日本(世界)経済の業種ごと全体像がつかめるのでだいたい毎年、東洋経済と日経のものを読んでいます。
こんな感じでその業界のガリバー企業が載っているのですが、それでも業界の現状未来を知ることが
中小企業の今後に役立ちます。(一冊1,200円ほどです。)
東洋経済の方は最初に「注目業界」というコーナーがあってタイムリーな情報が面白いです。
2018年版には「AI業界」「宇宙開発」「ビッグデータ」などが取り上げられています。
毎年の経済環境の変化に驚かされます。
-
内田
-
2017年10月14日
-
本
-
0
レビュー『世界一の生産性バカ』クリス・ベイリー
『世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと』クリス・ベイリー著 TAC出版
生産性のために命をかける必要はないと思いますが、FORTUNEベスト・オブ・ザ・イヤーにも
選ばれているという事で読んでみました。
・”時間””集中力””活力”を支配する
いつの間にか時間が経ってしまった、そんなことがありますが、時間をコントロールできればそんな
力強いことはありません。活力レベルは一日中絶え間なく変動しています。目覚ましのアラームは
セットしないで自然に目覚め自然に眠ることが良いそうです。
・インターネットは生産性を奪う
なるほどなと思う内容です。スマホやEメールも含めてインターネットは生産を根こそぎ奪い取るそう
です。重要かつ厄介なタスクに取り組むときは接続を切ると浪費する時間が減り良いそうです。
・運動という名の特効薬
ほかのことに費やす時間を削ってでも運動をすると活力と集中力が驚くほど向上します。運動不足は
脳がストレスに対処しづらくなるため仕事パフォーマンスにも悪影響を与えます。運動で活力を蓄える
ことが時間の節約になります。
・瞑想の効果
瞑想には集中力を高める効果もあります。瞑想により集中マッスルの筋トレができ、それが脳を奮起
させます。仕事から一歩引いて、自分は何を達成したいのか、いまどう感じ何を考えているのか気付く
ことで生産性が上がっていきます。
-
内田
-
2017年10月13日
-
本
-
0
儲かる農業
『週刊ダイヤモンド』に儲かる農業という特集があり読んでみました。
JA解体でチャンス到来という言葉も題名に書かれておりましたがどうなのでしょうか。
農協改革をしても農協は必要でしょうし、全農の資材価格は下がってきている地域もあるようです。
2019年5月がJAグループ改革集中推進期限ということで、
2015年2月に農協法改正を政府が決定され(JA全中、農協への監査権限が廃止され一般社団法人へ。
JA全農、株式会社への組織変更が可能に。)、このまま2019年5月までに自主改革が不十分であれば
政府が介入する予定とのことです。
稼げる農家の共通点は「①JAに依存していない」「②サラリーマンを凌駕する所得」
「③拡大に向けた備えが充実」「④社長は生産よりマネジメント」とのことです。
茨城のワールドファームさんの耕作面積400ha以上、売上3億円以上などは凄いですね。
-
内田
-
2017年10月7日
-
本
-
0