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社員が誇れる会社
『社員が誇れる会社を作る』 岩崎 剛幸 秀和システム
企業はそこに勤める社員さんが誇れる存在であるべきです。
それは生活の多くを占める仕事というものがやりがいのある時間になってほしいという希望にも繋がります。
この本の165ページから「誇りを持てる会社を作るための10か条」というものが載っておりました。
①不況期型の経営体質を前提としている(新業態開発チャンス、一体化再構築チャンス)
②会社は社員が楽しむことが大前提と考えている(自分たちを褒める、悪口を言わない)
③ちょっと変なくらいがちょうどいいと思っている(掃除・挨拶・接客など当たり前を徹底的にやる)
④優秀な社員を採用するのではなく、成長しそうな社員を見抜く目を持つことが必要であると認識している。(企業の中で成長してもらう)
⑤社員同士をほめあい、認め合う風土がある。(自社で働く同士を褒める)
⑥トップが成功の3条件(勉強好き・素直・プラス発想)を持ち合わせている。(船井幸雄さんの発見)
⑦モノではなくコトを売る会社になろうとしている。(お金や見栄だけではない)
⑧ツイていないものと付き合うのはやめて、ツイているものと付き合うようにしている。(良いことを引き寄せる)
⑨.数字は作られるものではなく、作るものであると認識している。(自ら未来をつかむ)
⑩.今の自社の経営に危機感を持っている。(絶え間ない改善思考)
他にも長寿企業の共通項として「本業重視」「身の丈に合った経営」「従業員重視」という言葉も印象に残りました!
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内田
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2017年6月1日
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本
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レビュー『仕事はうかつに始めるな』
『仕事はうかつに始めるな』 石川善樹 プレジデント社
面白い書名を見て気になり読んでみました。
表紙がなぜか猫なのも不思議な感じです。
・メールや電話でそもそも集中がしづらい状況ではある。
・一日のうち高い集中力を発揮できるのは4時間が限界。
現代人の仕事での集中力は決して高くなく、飽きないようにする工夫が大切なようです。
・気を散らせるものを遠ざける(電話、HP)
・いやいや始めない(小さな目標を立てる、深呼吸とリラックス)
・終わりの時間を決める(25分仕事したら5分休む)
本では「フロー」と呼ばれる超集中状態について書かれてありました。
・フロー状態に入る2ステップ「強いストレス(感情)を感じる」→「一気にリラックスする」
・感情というのはどんな感情でもよく、リラックスは背筋を伸ばした深呼吸により起こせる
少しでも参考にしながら集中できる時間を作っていきたいなと思います。
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内田
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2017年4月22日
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本
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レビュー『課長 島耕作』
『課長 島耕作』 弘兼 憲史
この著作は漫画なのですが監査法人時代に尊敬する先輩が
「サラリーマンのバイブルだ」
と言っていたのを聞いて、全巻読破しました。
確かに会社組織がどのようなもので、いかに上司や部下の中で生き残っていくかが描かれていて面白いのです。
女性や探偵に助けられたりするのが少し非現実かなと思うときもありますが、そこはご愛嬌。
何だかんだで出世していくのも読んでいて爽快なところです。
部長・取締役・社長などのシリーズもありますが、やはり最初の課長シリーズが一番好きです。
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内田
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2016年7月31日
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本
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財界さっぽろ2016年7月号 その2
前回の続きで財界さっぽろの記事で事業承継についてもう少し。
事業承継をした石屋製菓の石水社長(1982年生れ)の言葉も書いてあり印象に残りました。
「物心がついたときから石屋製菓の社長になることが夢でした。父がいつも本当に楽しそうに仕事をしていましたから。」
「社長交代を切り出したのは私からでした。」
同様にサツドラの富山社長(1976年生れ)の言葉もなるほどなと思える内容でした。
「入社にあたって、自分自身では後を継ぐ覚悟を決めていました。店の仕事を早く覚えようとレジに立ったし、店長も経験。」
「社長に就任したのは昨年5月。この時も、会長から何か言われたことはありません。」
私自身、講演も聞いたことがある事業承継のスペシャリスト-吉川孝さんの言葉も説得力がありました。
「創業者は冷静に第三者目線で見つめて、自分と会社の関係を客観視するところから始まります。自分があって会社があるという現実を会社があって自分があるという理解と現実に変える。」
「社長は自分の持っている人脈や知識、経験を惜しみなく後継者に伝えることです。師匠と弟子の関係のように必ずこいつを社長にするという覚悟で教えてほしい。」
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内田
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2016年7月17日
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本
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財界さっぽろ2016年7月号 その1
今月の財界さっぽろ7月号は「特集 北海道の社長」という特集があり、道内会社の情報や事業承継の現状などが書かれていて面白かったです。
・いい社長の条件とは?
「業績を上げること」「先見の明を持つ」「リーダーシップを発揮する」「バランス感覚がある」
・平均年齢の上昇がみられる
2015年の道内企業社長の平均年齢59.7歳。1990年は54.3歳。
・札幌以外の地方の事業承継が進んでいない
札幌:社長の平均年齢は57.2歳。平均現職在籍年数は13.9年
札幌以外: 〃 58.1歳。 〃 15.4年
・休廃業解散が多い
北海道は休廃業解散する企業の割合が東京に次いで全国2位。
・後継者不足が顕著
全国9地域の内訳を見ると北海道の後継者不在率は74.0%で最も高い。
社長年齢別:60代では2社に1社、80歳以上でも3社に1社が後継者決まっていない。
年商規模別:1億円未満では後継者不在企業が8割弱。
(いずれも財界さっぽろ7月号より)
私自身もよくブログ等で書かせて頂いておりますが、やはり今の時代は後継者や参謀の育成を中心として事業承継がとても大切になっております。
(まだ書き足りないので続きは来週へ。)
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内田
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2016年7月9日
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本
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レビュー『拓銀はなぜ消滅したか』
『拓銀はなぜ消滅したか』 北海道新聞社
北海道新聞社の経済分野の本はけっこう読むことがあります。
この本は北海道経済史上、最大の出来事とも言える拓銀消滅(97年11月破たん、98年11月事業譲渡)について詳しく書かれています。
拓銀消滅の原因は様々あるのでしょうが、本書には特に下記について書かれています
・都銀最下位の地位から這い上がろうと、新興企業開発に力を入れカブトデコムやソフィアなどバブル企業への巨額投資をするがバブル崩壊により回収不能。
・清潔で健全であるべき銀行にもかかわらず80年代から闇の世界との繋がりが生まれ、その病巣の源流が銀行内に存在。
・生き残るための北海道銀行との合併を行うが資産圧縮を求められ失敗。
拓銀消滅により天塩川木材の倒産を皮切りにドミノ倒しがはじまりました。
経済には波がありこのような時代がまた来るかはわかりませんが、
今の時代でも知っておくべき出来事だと感じます。
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内田
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2016年6月18日
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本
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レビュー『志高く 孫正義正伝 新版』
『志高く 孫正義正伝 新版』 実業之日本社文庫 井上篤夫・著
ソフトバンクの孫正義さんに関する著書はいくつか読んでいるのですが、
ご本人の伝記的な作品ということで興味深く読ませて頂きました。
この本を読んで感じた孫さんの凄さは、例えば
「行動力(高校を自ら中退し単身渡米.etc)」
「泰然力(顧客情報が漏洩しても動じず前面に立って対応.etc)」
「情熱力(YahooBBで4期連続赤字でも燃え続ける情熱.etc)」
などに表れているのかなと感じました。
志高く。
それは孫さんにとって
「デジタル情報革命で日本人の生活を変え夢をかなえる」
こと。
そんな志は確かにインターネットを速く低価格にし、携帯電話の進化として実現しました。
今後もどんな志を目に見える形にしてもらえるのか楽しみです。
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内田
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2016年6月4日
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本
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