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レビュー『伝える力』池上彰

tsutaeruchikara

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『伝える力』 池上彰 PHPビジネス新書

 

何年か前に読んで以来、何度も繰り返し読み返している本です。

『学べるニュース』などで有名な池上彰さんによる、話す、書く、聞くという伝える力について書かれた本です。

 

本書P135 第5章「文章力をアップする」に”ブログを書く”という項目があったため、私もブログを始めました。

ブログは何より”他人の目にさらされる”ことで、文章力アップに有効のようです。

この本を読んで以来、何年間も継続してブログを書いておりますが、何となく文章を書くことへの免疫はついているような気がします。

 

本書は、筆者の体験をもとにとてもわかりやすく書かれており、短時間で読みきることができます。

単なる文章の技術だけでなく、心の部分「どのような感情で人に対すべきか」、にも留意して書かれている点が印象的でした。

このような方の本を読むと、伝える力の鍛えられるマスコミ関係の方をうらやましくも思ってしまいます。

 

  • user 内田
  • time 2013年6月15日
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レビュー『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

 

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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹 文藝春秋

 

好きな作家、村上春樹さんの最新作ということで読んでみました。

前作『1Q84』のどこか幻想的で動きのあるストーリーとは一風異なり、本作は日常の

なかの人間模様を描いています。

 

村上春樹さんの文章は本当に読みやすいです。自然と物語に引き込まれていきます。

題名の「色彩を持たない」多崎つくる、というのはどういう意味なんだろうと思いながら

読み始めましたが、彼の友人関係の中で色彩が大きな意味を持っていることに気づきます。

 

主人公、多崎つくる君の高校から大学にかけての友人関係がテーマになるのですが、

自分自身の高校・大学時代を思い出して、やっぱりその時代の記憶は鮮明に残っています。

その時代を思い返して、そこに向き合うための巡礼をおこなう。

なかなかできそうでできないことです。

終わり方といいもしかすると賛否が分かれる作品かもしれませんが、小説らしい小説、

村上春樹さんらしい良い作品だと思います。

  • user 内田
  • time 2013年5月18日
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レビュー『アメリカは日本経済の復活を知っている』

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アメリカは日本経済の復活を知っている』 浜田 宏一

 

或る公認会計士の先生にすすめられて読んだ本です。

著者は安倍政権の内閣参与で、アベノミクスにとって最強のブレーンの方です。

 

読んでいて10年くらい前に会計士試験でマクロ経済学を勉強したときを思い出しました。

 

リーマンショック後、各国が金融緩和を行い通貨量を増加していった中、日本は十分それを行って

こなかったことが、デフレ・円高・3万人超の自殺数などを招いてきた。

要は今まで20年間のデフレ円高不況が日銀の金融政策に原因があり、金融緩和とインフレターゲットの

設定のより物価上昇と円安となり、輸出産業が潤い海外シフトが止まり雇用が増え国内経済が成長する

と書かれています。

人口減少によって必ずしもデフレが進んでいるわけではないとも書かれています。

 

アベノミクスを理論的に後押しする、日本復活について熱く語った読みごたえのある本です。

 

 

 

  • user 内田
  • time 2013年4月13日
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読書『企業の未来をデザインする』
















企業の未来をデザインする』 公益社団法人日本青年会議所


少子高齢化社会がすすみ労働力人口が減っていく中で、日本の企業はどういった

方向を目指して進むべきなのか。

この本はそのヒントを与えてくれます。



苦しい日本のこれからの経済環境の中で、素晴らしい人財を集めて育て成長していった

企業を紹介しています。



・㈱たねや

主戦力となる女性の力を最大限に発揮するため、会社の敷地内に託児施設を開設。



・㈱加賀屋

社内に母子寮、保育施設などをつくり、シングルマザー雇用率日本一。



・㈱カミテ

柔軟な育児休暇制度の導入などから「第1回ワーク・ライフ・バランス大賞」を受賞。



・㈱長岡塗装店

若年層の雇用体制見直しから特別休暇取得率向上し、仕事の質向上へ。



その他4社掲載。

各社の事例から、ライフワークバランスなど職場環境の整備が必要だと強く感じました。

  • user 内田
  • time 2012年12月2日
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北海道ミシュラン



最近、4月に発刊された北海道ミシュランを読んで飲食店に行ったりしています。

味には人それぞれの好みがあるので、必ず大当たりというわけではないのですが、

けっこういいお店が載っているな~という印象を受けます。



北海道ミシュランの本の装丁は鮮やかな赤色で素敵ですよね。






















一家に一冊、車の中などに置いてあったらいいなと思いますが、発行部数が多くないみたいで

手に入りにくいみたいですね。

星がつかなくても3,500円以下でおいしいお店-ビブグルマンのお店からいろいろ行ってみようと思ってます。

  • user 内田
  • time 2012年7月9日
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書評『税務調査はこう変わる!』



















『税務調査はこう変わる!』 都築巌 清文社

少し前に発売されたこの本、題名に惹かれて読んでみました。



何がかわるかというと、主に5つですね。



①事前通知の法定化

 従来望ましいだけとされていた事前通知が法定化されました。

②調査終了手続の法定化

 申告是認通知と調査終了通知がされることとなりました。

③帳簿書類等の留置き

 税務職員が会社の書類を持ち帰る行為が法定化されました。

④更正の期間制限及び更正の請求期間の延長

 構成の請求期間が5年となったことで、更正処分についても原則として5年となりました。

⑤理由付記の拡大

 従来の青色申告書の提出者に対する処分の理由付記以外も処分理由の提示が行われます。


一つ気になったのが③帳簿書類等の留置きについて。

書類の預かり規定が法定化されたとはいえ、税務調査自体が任意なので書類の提示と

提出は日々の業務に支障がでないように、協議の上行っていくべきですね。

  • user 内田
  • time 2012年7月1日
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書評『売上アップの大原則』茂見憲治郎
















『売上アップの大原則』茂見憲治郎 九天社


著者は、監査法人トーマツ所属の公認会計士なので内容全般について親しみを感じました。

公認会計士の観点から小さい会社の売上アップのテーマを扱っているのが新鮮です。



伸びていく会社は自社をどのように成長させていくかという方向性・ビジョンが必ずはっきりしています。

正しいセオリーと原則をふまえて戦略を立て実行していけば、自ずと売上を伸ばし成功することができます。



じゃあ、そのセオリーと原則とはどういったものなのか。

売上を伸ばすための5つの原則。

 ①自社を良く知ること:経営理念と経営方針を明確にたてる。

 ②顧客を深く分析すること:顧客がどんなときに買いたいと思うのか考える。

 ③方法を幅広く知ること:キーマンへの道を探る。

 ④戦略を具体的に立てること:力を分散せず、そして必ず実行する。

 ⑤振り返りを必ず行うこと:すばやい軌道修正が成功のポイント。



どれも非常にためになるセオリーと原則でした。

  • user 内田
  • time 2012年2月19日
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