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租税教室 備忘録
本日、今年初めての「租税教室」を十勝管内の中学校で行いました。
「租税教室」は税金の授業のことで、去年もおととしも行わせていただきました。
<話の流れ>
簡単な自己紹介→学校の授業料についてのクイズ→税金の使い道と金額→税金の種類
→アニメーション→国債残高→詳細な計算方法→税理士の仕事
<よかったところ>
比較的スムーズに行えた。マイクを使って声がよく聞こえた。
震災などのオリジナルな話もできた。時間内に終えられた。
<次回改善すベきところ>
もっと何回も生徒を巻き込む。もっとゆっくり話す。体育館では音響に注意する。
時間をぎりぎりまで有効に使う。パワーポイントをもう少しわかりやすく作りかえる。
- 内田
- 2011年7月10日
- 税務・会計・経営
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社会保障・税番号要綱
4月に社会保障・税に関わる番号制度に関する実務検討会 から「社会保障・税番号要綱」が公表されました。
こちらは社会保障と税に関わる番号制度について、現在での方向性を示すものです。
この番号制度は、健康保険・年金などの社会保障制度、所得税などの税金制度の情報を特定する番号を今後
導入することを意図しています。
既に多くの国で整備されており、この制度で国民が公正さを実感し、国民の権利をより確実に守ることを目的と
しています。
今回発表された要綱を見ると以下のようなことが書かれています。
・住民基本台帳ネットワークシステム最高裁合憲判決を踏まえた制度設計
・年金、健康保険、介護保険、国税、地方税、社会保障等の手続に番号を利用
・ICカードを活用した本人確認及び番号の真正性の確認
・番号データーベースの提供、個人情報盗用、守秘義務違反等には罰則
・平成23年6月に公表を予定している「社会保障・税番号大綱(仮称)」において在り方を示し、
平成26年6月に番号の交付を目指す。(平成27年1月以降利用開始。)
今後どのようにこの制度が検討されていくのか、注意深く見守っていきたいところです。
<リンク>
・社会保障・税番号要綱(pdf)
- 内田
- 2011年6月6日
- 税務・会計・経営
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保守主義の原則
企業会計原則の一般原則の六に
「企業の財政に不利な影響を及ぼす可能性がある場合には、これに備えて適当に健全な会計処理をしなければならない」
という保守主義の原則があります。
これは収益はできるだけ確実なものを計上し、費用は細大漏らさず計上し、利益をできるだけ健全に
計上する考え方と言われます。
過度な保守主義は問題ですが、費用をわかる範囲で正しく計上することは大切です。
例えば少し前から上場会社に適用されている「資産除去債務」のように、将来の廃墟を作らないためにもできるだけ
早めに費用を認識することが経営のために大切です。
ただし、税務上は法的に債務が確定しないと損金にならないので、会計と税務のバランスも大切です。
- 内田
- 2011年5月28日
- 税務・会計・経営
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上場会社の3月決算発表
5月も中旬になり、上場会社の3月決算発表もだいぶ進んでまいりました。
今年の上場会社決算の特徴は、、、
・全体の売上高合計は前年よりやや増加、利益は大幅に増加。
・業種別では、大手商社は増収増益、大手自動車はほぼ増収増益、大手銀行は増益、
電機はまちまち、大手ゼネコンは減収増益、大手通信は増益。
・工場損壊などの震災損失の影響は大きく、全体で2兆円を超える見込み。
・同じく震災の影響で来期予想を見送る会社が相次ぐ。
といったところでしょうか。。。
震災の影響は今後への影響の方が懸念されます。
一方、十勝の会社さんの3月決算ももう一息です。。。
- 内田
- 2011年5月15日
- 税務・会計・経営
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ソフトバンクの財務諸表
4月初めにソフトバンクの孫社長が、個人での100億円寄付について発表されました。
”東日本大震災:ソフトバンク・孫氏、100億円寄付”(毎日新聞)
その金額に驚いた一方でソフトバンク社の業績が気になったので(連結)財務諸表を見てみました。
6・7年ほど前にIT会社の財務諸表ばかり読み込んでいた時期があり、その頃のソフトバンクは赤字を出して
いたのを覚えております。
平成16年3月期:売上高5千億円 経常利益△7百億円 営業CF△8百億円 投資CF8百億円
平成17年3月期:売上高8千億円 経常利益△4百億円 営業CF△4百億円 投資CF2千億円
この頃はYahoo!BBや固定電話のおとくラインなどが主力商品のようだったようですが、まだパッと
しない感じです。
平成17年3月期に福岡ダイエーホークスを買収しております。
その影響があってか、このあと急激に売上/業績がアップしております。
平成18年3月期:売上高1兆1千億円 経常利益2百億円 営業CF5百億円 投資CF2百億円
平成19年3月期:売上高2兆5千億円 経常利益1千億円 営業CF3千億円 投資CF△2兆円
この平成19年3月期にボーダフォンを買収し、投資CFが2兆円を超えております。
同時に1兆2千億円ほどの借入もしておりますが、その後の利益・営業CFは増加しているので、
経営は順調のようです。
平成21年3月期:売上高2兆6千億円 経常利益2千億円 営業CF4千億円 投資CF△2千億円
平成22年3月期:売上高2兆7千億円 経常利益3千億円 営業CF6千億円 投資CF△2千億円
さらに平成23年3月期は6千億円という営業利益を予想しております。
また来月の決算短信の発表が楽しみなところでもあります。
(金額はすべて切り捨て。)
<リンク>
・ソフトバンク-株式投資家向け情報
- 内田
- 2011年5月1日
- 税務・会計・経営
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エルタックス
「e-tax(イータックス)」はかなり以前から行われているので知っている方も多いと思います。
「el-tax(エルタックス)」はe-taxよりも新しいものなので、あまり知られていないかもしれません。
どちらも税金の確定申告をインターネットで行うものですが、申告先がe-taxが国、el-taxが都道府県・市区町村
である点が異なります。
el-taxは十勝管内の市町村では従来、浦幌町ほか4町村でしかできなかったのですが、2010年12月から
帯広市・本別町・音更町でもできるようになりました。
私も、1月の法定調書や12月法人決算で利用しましたがかなり便利だと思います。
早くすべての市町村でel-taxができるようになってほしいものです。
今のところ国と北海道はインターネットで申告して、町は紙面で郵送する場合があるので不便です。。。
<リンク>
・エルタックス:地方税ポータルシステム
- 内田
- 2011年2月27日
- 税務・会計・経営
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