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還付加算金
武富士の元会長が生前贈与した株式に関して、いったん課された贈与税等約1,330億円が還付されました。
”「武富士」元会長の長男勝訴 課税1330億円取り消し”(TV asahi)
贈与税でないという判決が出たから、贈与税が還付されています。
一方で、贈与税以外の「還付加算金」というものが400億円もプラスされ還付されています。
”武富士元専務に還付加算金400億円”(産経ニュース)
この「還付加算金」というものは利息のようなもので、国に数年間お金を預けたから加算金がつきます。
還付加算金の利率は4%~5%。(4%+公定歩合)
通常の預金などに比べるとかなり高い利率ですね。
また還付加算金は個人でも法人でも所得を構成するので注意が必要です。
- 内田
- 2011年2月19日
- 税務・会計・経営
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個人の確定申告の時期が近づいてきました。
早くも2月も10日を過ぎ、会計事務所もあっという間に繁忙期になりました。
会計事務所にとって冬は繁忙期です。
12月から年末調整ははじまっていますが、さらに1月~3月は法定調書・償却資産税・12月決算・個人確定申告
が重なります。
個人の方々は3月15日という日付が確定申告期限とよくご存じかもしれません。
ですが、3月15日はあくまで期限で、確定申告自体は2月16日から可能なのです。
そして還付申告については、実は2月15日以前でも申告ができるんですね。
すでに私は2月前半に無料相談のなかで還付申告を実施しました。
3月15日ぎりぎりに焦るのはよくないので、今の時期から早めに動くように心がけています。
<リンク>
・国税庁―確定申告Q&A
- 内田
- 2011年2月12日
- 税務・会計・経営
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所得税の還付申告無料相談会
今年も税理士会帯広支部で「所得税の還付申告無料相談会」を開催する予定です。
日にちは2月1日(火)~4日(金)の4日間で時間は9:30~15:30。
対象は還付申告者(給与所得者・年金受給者)に限り、場所はとかちプラザ1階大集会室です。
帯広支部の先生方が4日間に分かれ納税者の方の相談に応じ、私は最終日に担当させて頂く予定です。
今年はパソコンを使ったe-taxも担当する予定なのですが、国税庁のHPはいつも使っていないので、
少し使ってから行った方がよさそうです。
- 内田
- 2011年1月15日
- 税務・会計・経営
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CFP
CFPとはCertifiedFinancialPlanner(公認ファイナンシャルプランナー)の略で、最高峰かつ国際ライセンスのFP資格です。
先日の合格発表で、この資格の試験全科目を受かることができました。
北海道からあいうえお順だったので2番目に名前が載っていました。⇒全科目合格者名(PDF)
これから研修・登録という流れですが、まずは試験を通って一安心です。
CFP試験の科目は6つ。
①金融資産運用設計 : 現実離れした計算問題もあり一番苦手でした。。。
②不動産運用設計 : 土地の評価など会計業務で対応できるものが多くありました。
③ライフプランニング : 常識的に考えれば解ける問題が多かったです。
④リスクと保険 : いろいろな保険商品の内容を覚えるのに苦労しました。
⑤タックスプランニング : 本業なので難なくいけました。
⑥相続・事業承継設計 : 本業に活かせそうな試験問題が多くためになりました。
とにかく過去問を繰り返し解くことがもっとも大切だと感じました。
勉強するとお金に関するいろいろな知識を学ぶことができて楽しいです。
AFP資格を先にとらないといけませんが、興味のある方はぜひ受けてみるのをオススメします。
- 内田
- 2010年12月25日
- 税務・会計・経営
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平成23年度税制改正大綱
平成23年度の税制改正大綱がまとまりました。
(概要は⇒こちら)
連日テレビなどで報道されているので、内容についてはご存じの方も多いと思いますが、
とにかく大きな改正が多いです。
納税者憲章、給与所得控除の制限、成年扶養控除の縮減、相続税の基礎控除額・税率、
法人税率引き下げ等々。
他にも重要な改正が盛り込まれています。
来年の税制改正の勉強には特に力を入れる必要がありそうです。
- 内田
- 2010年12月19日
- 税務・会計・経営
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平成22年度(第60回)税理士試験 合格発表
平成22年12月10日(金)に第60回税理士試験の合格発表がありました。
税理士試験は8月上旬に試験があり、合格発表が12月上旬。
この期間は会計士試験などに比べても非常に長く、受験された方々も待ちわびたのではないかと思います。
詳しい結果は、国税庁のHP「平成22年度(第60回)税理士試験結果」に載っておりますが、
・北海道では1,198名が受験をして、5科目合格者は13名(一部科目合格は176名)。
・昨年は簿記論が合格率10%を下回ったが、今年は11科目全科目の合格率が10%を上回った。
・5科目合格者の人数は999名とキリのよい数字。(平成21年1,058名 平成20年964名)
といった内容でした。
合格された皆様、本当におめでとうございます。
(幸いなことに弊事務所からも1名5科目合格者が誕生いたしました。)
努力が報われた時の喜びは何ものにもかえがたいと思います。
税務のプロフェッショナルとして力の限りご活躍されることを祈念しております。
- 内田
- 2010年12月11日
- 税務・会計・経営
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金融検査マニュアル(別冊)
どういう会社に対して金融機関はお金を貸しやすいか?
中小企業の経営者にとってはとても知りたい情報です。
「金融検査マニュアル(別冊)」という冊子があり、これは中小企業が金融機関との取引で
参考とできる部分が多く、具体的な事例も載ってます。
この冊子の概要を簡単に書いてみたいと思います。
<金融検査マニュアル(別冊)の概要>
・中小企業の特性
景気の影響を受けやすく、一時的な収益悪化で赤字になりやすい。
また自己資本が大企業に比べ小さく、一時的な要因により債務超過に陥りやすい。
融資形態として、設備資金等の長期資金を短期資金の借り換えとしているケースがみられる。
・検証ポイント
①代表者等からの借入金は自己資本相当額に加味し、貸付金は回収不能と見込まれるときは自己資本相当額から減額する。
代表者等の預金・不動産等については返済能力として加味することができる。
②企業の技術力、販売力、経営者の資質やこれらを踏まえた成長性を見る。
③B/S面よりもC/F面を重視した経営改善計画を策定する。
④貸出条件及びその履行状況を確認する。
貸出条件緩和債権、事業再生の取り組み、DESの取り扱いにも注意します。
2期連続赤字や債務超過の場合、特別な事情がないと相当厳しい判断になります。
財務数値の1番のポイントは「営業キャッシュフローにより借入金を何年で全額返済できるか」ということです。
- 内田
- 2010年12月4日
- 税務・会計・経営
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