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税理士法人
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”監査”って何だろう?

  • user 内田
  • time 2009年1月26日
  • tag 税務・会計・経営
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皆さんこんにちは、公認会計士・税理士の内田勇介です。 

 

公認会計士の専門業務に”会計監査(かいけいかんさ)”というものがあります。

公認会計士の多くは”監査法人”というところに所属し、この監査を行っています。

 

しかし、大きな会社の会計に携わってでもいないと、公認会計士の監査がどんなものかわからないものです。

その中身をちょっとQ&A形式で説明したいと思います。

 

Q1:監査って何をやるの?

A:監査は会社などの財務数値が正しいか確かめて、「正しい」「間違っている」という意見を表明するものです。

  間違っている場合には修正させて、「正しい」と意見表明する場合もあります。

  例えば、現金だったら手で数える、利息だったら再計算してみる、などして正しいかを確かめます。

  そして、「監査報告書」というもので、その結果を主張するのです。

 

Q2:監査ってそんなに意味があるの?

A:会社などの財務数値というのは、思っているより確定しにくいものなのです。操作しやすいと言ってもいいかもしれません。

  それを「これだ!」という数字(周辺)に固定できることに会計士監査の凄みがあります。

   

Q3.なぜ会計士に監査をやってもらうのがよいの?

A.会計士は会計の専門家なので、複雑な財務数値も読み説いて監査することができます。

 また会計士試験や実務で監査の技術を体に叩きこんでおり、一般の方には真似することができない専門監査を行えます。

 

 Q4:法律で決められていなくても監査ってやった方がいいの?

A:監査は法律で決められた「法定監査」と、それ以外の「任意監査」があります。

  結論から申し上げますと、作成した財務数値を信頼できるものとし、価値を高めるためには任意でも監査を受けた方がいいでしょう。

  特に、その財務数値が間違っていたら困る人がいる場合はなおさらです。

 

Q5:財務数値が間違っていたら困る人ってだれ?

A:どんな組織にも、財務数値が間違っていたら困る人はけっこういるものです。  

 一般企業だったら経営者・株主・金融機関、公益法人だったら理事長・出資者、市町村だったら市町村長・市町村民・職員、などなど。

 そういう方たちが不利益を受けないようにするため、監査はとても重要な役割を担うのです。

 

Q6:監査ってどのくらい時間とお金がかかるの?

A:監査は意外と時間とお金が掛かるので、これが監査を受けられない最大の理由となっているかもしれません。

  「ただ数字があってるか見るだけなんだから簡単でしょう」と思う方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

  一概に何時間でいくらということは言えませんが、最低3日以上は掛かり、価格はリスクと規模により青天井と言えます。

 

もしこの監査に興味のある方がいらっしゃったら、こちらまでお問い合わせください。

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