公認会計士試験-合格発表
- 内田
- 2009年12月5日
- 税務・会計・経営
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先週11月26日に平成21年度公認会計士論文式試験の合格発表がありました。
公認会計士試験は”短答式試験”の合格後に”論文式試験”があるのですが、論文式試験に合格すればすぐに
”公認会計士”になれるわけではありません。
ちょっとわかりにくいのですが、この試験に合格しただけでは”公認会計士試験合格者”という肩書きにしかならず、
そこからさらに2年間の実務補助や補習所終了考査を経て、正式な”公認会計士”になれます。
さて、今年の論文式試験の合格者ですが、人数は1,916人、合格率は9.4%でした。
これだけ見てもよくわからないと思いますので、ここ5年間の数字を見てみます。
平成21年 1,916人(9.4%)
平成20年 3,024人(15.3%)
平成19年 2,695人(14.8%)
平成18年 1,372人 ( 8.5%)
平成17年 1,308人( 8.5%)
平成19年と平成20年だけ異常に合格者数・率が増え、監査法人が合格者を採用できなくなったため
今年は昔の難しい水準に戻ってしまいました。
国家試験の難しさは合格率と母集団からわかりますが、受験専念組の母集団で10%以下の合格率
は相当厳しいと思います。
個人的には、今の監査法人の就職状況を鑑みると、また数年間合格率の低い厳しい時代が続く
のではないかと思います。
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